【マッチレビュー】アーセナル対リヴァプール~違いは細部に宿る~

 みなさんおはこんばんにちは、試合の日にちを1日勘違いした結果2日続けて4時起きの中の人です。正直言うとスタメン見てアーセナルは結構ターンオーバーしてきたな、リヴァプールは…なんでガチメンツなんですか…?って感じで諦めムードだったのは内緒です。さて、それでは見ていきましょう。

アーセナル(H)2-1リヴァプール

スターティングメンバー

【得点者】

【ARS】32’ラカゼット 44’ネルソン

【LIV】20’マネ

【途中交代】

【ARS】57’セバージョスinトレイラoutウィロックinラカゼットoutオーバメヤンinネルソンout76’ナイルズinセドリックout85’コラシナツinサカout

【LIV】61’南野inフィルミーノoutナビ・ケイタinチェンバレンout83’オリギinサラーoutシャキリinワイナルダムout

・前半-1 アーセナルの変則3バック

 アーセナルはこの日も3バックスタートでしたが、前節からの変更点は右ストッパーにホールディング、左ストッパーにティアニーが入り左WBにサカ、右DHにはスタメン復帰を果たしたトレイラが入りました。これは過密日程の影響を考慮したローテションでしょう。注目すべきは3トップの並びでしょうか、左にペペ右にネルソンという初の試みです。守備時は前からプレスに行くときは3-4-3ですが、そこから下がるにつれて5-3-2、5-4-1の移り変わりを見せています。その中で、ネルソンは前から行くときは右WGで押し込まれると5-3-2の3センターの右を担っていました。ネルソンの起用理由はおそらくこのあたりの守備強度の高さでしょう。

 最近のアーセナルは攻撃時は3-4-3のまま3バックの左右が持ち上がりWBも高い位置を問う形をとっていましたがこの日は左ストッパーのティアニーがボール保持時は大外の高い位置を取り、4-2-3-1の形になっていました。

 また、前線3人(ラカゼット、ペペ、ネルソン)のぽじしょんはかなり流動的でした。前半のボール保持時の大半はペペが湾トップ気味に高い位置にいてネルソン、ラカゼットはトップ下と右SHの位置を入れ替わるのが多かったです。使い分けとしては後方からボールを直接引き出すときはラカゼットがトップ下の位置でボールが高い位置に来るにつれてネルソンと頻繁にポジションをお入れ替えるようになった印象です。

・前半-2 リヴァプールらしさある先制点

 試合が動いたのは19分、アーセナルのゴールキックの競り合いのこぼれ球から攻撃を加速させてフィルミーノを追い越したロバートソンにパスが入りそこからのマイナスの折り返しを押し込んだマネのゴール。この前の時間にもフィルミーノが寄せていきマルティネスのキックが当たりあわやのシーンもありましたしリヴァプールらしい高い位置でのプレッシャーをかけて相手の陣形が整う前に崩すリヴァプールらしい攻めでした。

・前半-2 リヴァプールのお株を奪うハイプレス

同点シーン

 まずは同点シーンから見ていきましょう。個人的にはこのシーンは最近のアーセナルのハイプレスの結晶のようなゴールだと思っています。まず、ラカゼットがファビーニョにプレスをかけてファンダイクに出させます。からだの向き的にファンダイクはワイナルダムを見ますがここはトレイラががっちり捕まえているのでパスは出せません。そして、このときネルソンは完全にロバートソンへのパスコースをシャットアウトしながら死角から寄せているので無理に出そうものならパスを引っ掛けていたでしょう。そのままダイクに圧力をかけてパスミスを誘発、そこをラカゼットがカットしそのままゴール!

逆転シーン

 逆転シーンはロバートソンからアリソンへのスローインにネルソンがアリソンからダイクへのコースを切るようにプレスをかけてロバートソンに出そうとしたところをラカゼットがインターセプト、クロスを入れてそれをネルソンが決めて逆転という形になりました。このシーンもアーセナルの前線からの時間と選択肢を奪うプレスが起点になりました。

 また、どちらも忘れてはいけないのはトレイラの存在だと思います。1点目はワイナルダム、2点目はファビーニョに対してしっかりとついていった事でそっちにパスを出すという選択肢を相手に与えなかった事も2点につながるパスミスを誘発できたのだと思います。3人目のプレスが連動してくるか否かの影響がわかりやすいシーンともいえます。

・後半-1 ポゼッション完全放棄

 さて、後半に移っていきましょう。後半途中に3枚替えをしてきたアルテタ。エンケティアがいない中ラカゼットを誰と変えるのか気になってましたがウィロックを投入してきました。守備時はラカゼットのタスクを引き出す形で攻撃時は前半のような攻撃時4バックの形は見せず5-2-1-2のトップ下のような役割でした。後半も引き続きペペは左サイドで前残りの形でしたが途中からオーバメヤンと位置を入れ替えていました。

 ペペは右に入ってからのカウンターで持ち上がり、2人剥がしてファールをもらったシーンなんかは左から右に移り水を得た魚のようでした。

 話が少しそれましたが後半のアーセナルのボール保持率は(ある意味)脅威の21%でした。そして、リヴァプールのシュート数は後半だけで17本でしたが、ビックチャンスは2つだけでした。後半のみでマルティネスのセーブ数5本もなかなかですがリヴァプールのブロックされたシュート7本が物語っているようにチーム全体の守りきる意識の高さと5-3-2(5-4-1)の人でエリア内を埋める戦い方の賜物でしょう。ポゼッションサッカーを志向しつつも時にはこういった割り切った策を用いるのもアルテタの柔軟さゆえでしょう。

・後半-2 南野について

 さて、後半途中から日本代表南野拓実がフィルミーノと代わってピッチに投入されました。ファーストシュートといい結構アーセナルにとって脅威になっていたというのが率直なところです。4-1-2-3の3トップの中央のフィルミーノの役割をやっていた時間帯は特にライン間でのパスの引き出し方が上手く、そこから攻撃を加速させている印象でしたし、途中出場するも多くの時間帯で消えていたオリギとシャキリより全然良かったですし、来シーズンに向けての序列もこの2人より高いでしょう。

・雑記

首位攻防戦で迎えた19/20シーズン3節のリヴァプール戦でエメリが取った策も引いて守って少ないチャンスをものにするという狙いはありましたが細部のディティールが結果を大きく変えた印象です。まず、エメリは4-3-1-2で挑み後方の守備を4-3のままやろうとしました。結果押し込まれ続けて崩壊しました。アトレティコは4-4-2のブロックで対応し、今回アルテタは5-3-2のブロックで挑みました。後方のブロックの枚数さは1枚に見えますが、各サイドでSBのサポートに4-3のブロックではニアゾーンランにIHが対応するだけで精一杯ですが、4-4のブロックならばSHとCHがSBのサポートとニアゾーンラン対策ができます。5-3ではまず5レーンに1人ずつ用意した上でIHがさらにサポートに当たれるという違いがあります。

それから、アトレティコは1stレグの先制点までの流れや、SBの抑え方など前からいくための方法を持っていましたし、今回のアーセナルの得点シーンも前からのプレスの賜物です。

・あとがき

簡易版にするといったな、あれは嘘だ。

はい、結局いつもより少し少ないかな位の文量まで来ていましたね(笑)さて、ここまで読んでいただきありがとうございました。次は週末のFA杯準決勝シティ戦ですね。是が非でも勝ちたいです!以上

今回も拡散してくれたり観想をいただけるとうれしいです!

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