【マッチレビュー】アーセナル対トッテナム~人とゾーンのどちらをとるか?~

 みなさんおはこんばんにちは。こちらの都合で遅くなってしまい申し訳ありません!(ジャンピング土下座)前置きはすっ飛ばして早速本編行きましょう。

トッテナム2-1アーセナル

【得点者】

【ARS】16’ラカゼット

【TOT】19’ソンフンミン 81’アルデルヴァイレルト

【途中交代】

【ARS】70’サカinぺぺout 84’ウィロックinティアニーout セドリックinベジェリンout ネルソンinコラシナツout

【TOT】82′ベルフワインinモウラout 84’スキップinロチェルソout 90’+4ラメラinソンフンミンout

・前半-1 スパーズの狙い

 サブタイトルにもあるように「人とゾーンのどちらをとるか」というのはこの試合の量チームの狙いを紐解く上でとても重要なものになってきます。まずはスパーズから見ていきましょう。スパーズは初期配置4-2-3-1の守備時はトップ下のソンが1列前へ来てケインとともに2トップを形成、守備時4-4-2を形成します。2トップに課せられたタスクは明確でアーセナルの最終ラインからダブルボランチへのパスコースを封じながら最終ラインへの圧力をかける事でした。

※左右反転してました。

 そのプレスが功を奏したのがアーセナルに先制を許した直後のシーンでした。ケインがジャカへのコースを切りながら寄せてコラシナツにルイスへ戻させると、そのパスがズレてそれを掻っ攫ったソンが最後はループシュートを沈め同点にしました。この試合でもあまたの飛び出しでチームを救った丸ティネスでもこれは無理だったか…

 さて、この試合のスパーズの守備では原則として4-4-2の形を変化させないという意図を感じました。ようは「アーセナルがどう動こうが自分に課せられたスペースを守備するぞ」という感じでした。

 次にボール保持時のスパーズに目を向けてみましょう。スパーズはボール保持時の基本は4バックからオーリエがあがりデイビスは残り気味で右肩上がりの可変システムを採用した攻撃時3-4-3がメインのように感じました。この婦人では3バックとウィンクスが出し手となり、モウラ、オーリエが左右の幅を取る役割を担っていました。この布陣において可変システムで右SB兼右ハーフDFのデイビスも重要ですが攻撃時はそれ以上にウィンクスが重要に感じました。特に後方からボールを引き出し前線に供給する役割はこの布陣では欠かせません。

・前半-2 スパーズとは対照的なアーセナルの守備

 ゾーンに重きを置いて守っていたスパーズとは対照的にアーセナルはこの日も人を捕まえに行く守備がメインでした。基本的にラカゼットが中央へのコースを切り、WGは簿ランチへのコースを切りながら外にCBを追い詰めてWBは相手SB(WB)を捕まえに行き、ボランチは後方から出てきてボランチにパスが入ればガツンと当たれるように寄せて行き前から押しつぶすような感じでした。

・前半-2.5 見え隠れするぺぺの課題

 さて、アルテタ就任当初はより献身性のあるネルソンのほうが右WGの序列は高そうでしたし実際にぺぺは守備の強度やオフ座ボールの質に難がありました。ですがそれらは時間経過とともに改善していきました。今では守備時に懸命に走りますし、この試合でのファールでモウラを倒したシーンもあそこ突破されてたらやばいという状況で懸命に戻っての守備でしたしあれは良かったです。ですが、それで片付けてはいけないような問題もあります。それがプレスの”質”です。図のようにアーセナルのWGに課されたタスクはボランチへのコースを切りながら外に追い詰める事です。ですが、そこでコースの切り方が甘いとパスを通されてしまいます。そういったシーンがぺぺのサイドで多く見受けられた印象です。そして、そこのプレスのかけ方はサカ、ネルソンのほうが得意な印象です。

・前半-3 アーセナルの5レーンの使い方

 アーセナルの5レーンの使い方はいたってシンプルでWBがSBを釣りだして空いてくるハーフスペースにWGが走りこむ形(ニアゾーンランorインサイドハーフ突撃

 それに対してスパーズは特にアーセナルの左からの攻めに対して、シソコが大外でティアニーについていきニアゾーンランをするオーバメヤンにはオーリエがついていく事で数的同数に持ち込む事に成功。さらに、ティアニーをシソコが1対1で封じる事で大外のクロスからのチャンス名句も好きにはさせませんでした。

・前半-4 ラカゼットの貢献

 ラカゼットのこの試合のハイライトは間違いなく先制点のスーパーミドルです。ですが、ほかにも「おっ」と思った動きがあったのでそちらをピックアップして見てみましょう。それは図のような4-4のブロックの前まで降りてきて最終ラインからのパスを引き出してレイオフでシンプルにジャカやセバージョスに落としたりはたまたそこから大外のベジェリンに展開したり、最終ラインからボランチへのパスコースが直接ない状況でのこの動きはボールを前進させるために重要な動きでした。

・後半-1 ずれた歯車

 後半に入ってからもアーセナルがボールを持つ展開は変わりませんでした。ですが、巣濃い引っかかる点がありました。後半に入ってからアーセナルの右サイドが狙われてた印象です。というのも後半に入ってから前半よりムスタフィのポジショニングが外側になったように感じました。そうすると、ベジェリンとの距離も近くなり、プレスをかけるねらい目となったのです。更に言うと、ベジェリンのポジショニングにも改善点があります。

 ベジェリンはこの試合では上の図のように中盤の前に位置取りパスを引き出していました。ですが、これでは対面のSH(ここではルーカス・モウラ)がスライドするだけで簡単に対応されてしまい、相手の守備ブロックにずれをもたらす事ができません。次に下の図をご覧ください。

 お分かりいただけただろうか?ほんの少しポジションを前に取っただけなのですが、この数メートルがかなり大きな違いを生み出します。まず、この位置は相手の中盤と最終ラインの間で、ここにパスが入ったときにSBとSHどちらがスライドして対応するのかという難題を押し付けて選択を迫ることが可能になります。迷ったまま曖昧な対応をすれば深くまで抉ることが可能でしょう。SBが飛び出して対応すればWGが浮いてくるので、そこでハーフスペースに走りこみボールを引き出せばフリーで受ける事が可能になります。逆にSHが対応してきたとしても後追いの形になりやすいです。そしてベジェリンはスプリント能力に長けているので後おいでの対応は難しいと思われます。

 後単純な話、中盤の前で受けたら2人をかわす必要がありますが、この2ライン間で受ければ1人かわせばかなりのチャンスになります。ですので、ベジェリンがこのポジションを取れれば更に良いSBになれるでしょう。

・後半-2 またしてもセットプレー

 またしてもセットプレーから失点を喫してしまいました。どうやら、 今季のセットプレーの失点率 は45%とのことで…特に、見ていての印象としては今回の失点のように人が大胆に動いてきたときには特に脆さを感じました。

https://qoly.jp/2020/07/14/ep-arsenals-woeful-defensive-record-in-set-piece-kgn-1

・雑感

・緩慢なCB

 致命的なミスをしたコラシナツに批判が集まりがちですがこの日は3人ともアレでした。ムスタフィは自分にできる事を懸命にこなし、スタッツではクリア数5、インターセプト2、タックル数3と上場の数字でした。それでも昔を思い出したかのようなミスがありましたし、ほか2人はそれ以上にミスが多かったです。マルティネスの好セーブがなければ点差は更に開いていたでしょう。

・あとがき

 ここまで読んでいただきありがとうございました。更新が大幅に遅れてすいませんでした。いつも使ってるパソコンが急につかなくなり、修理に持って言ったら完全にだめになっているうえに修理もできないと踏んだりけったりな状況でした。この記事は家にあった古いWindows7のパソコンを使っていますがめっちゃ遅いです…大学の課題もあるし早急に新しいパソコンが欲しい所です。誰か5万円くらいの予算で買える良い感じのノートパソコンあったらこの記事の宣伝ツイートのリプかDMで教えてください。

 そして、一応業者に出していますがデータも取り出せるか不明な状況なので「みんなで作るプレミア通信簿」の原稿もお釈迦になっちゃったので1から書き直します。そんなこんなで次節リヴァプール戦のマッチレビューは簡易版的な感じになります。本当にすいません!!

アーセナルの試合を見るなら、こちらのブログも参考にしてください。

アーセナルの試合をスマホで無料で見る方法!

kakuyasuphone-news.com/premier-league/

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