ついにプレミアリーグ再開!どうなるアーセナル
さあさあみなさんこんにちは!ついに明日の明け方(日本時間18日4時15分)アーセナルが、プレミアリーグが帰ってきます!その口火を切る初戦は未消化分の第28節マンチェスター・シティとの1戦、そう、ペップとアルテタの師弟対決です!(のっけからうるせーなとか言わないでね)
というわけで書き始めた今回の記事ですが、ひとまず最近行われた練習試合2試合を振り返っていこうと思います。
アーセナル6-0チャールトン
オーバ、ラカのゴールに加えウィロックのゴール、そしてエンケティアのハットで6-0の大勝を飾ったアーセナルでした。
前半の注目ポイントはやはりメイトランド=ナイルズでしょう。アルテタ就任直後はレギュラーの座を掴んでいましたが、2月以降はその座を手放してしまいます。スタメンで出ていたクリスタル・パレス戦までのパフォーマンスは良かったのですが、どうやら練習に遅刻を繰り返していた模様。そして、噂に聞こえたSBやりたくない発言などがまずかったのでしょう。しかし、まさかの中盤での起用、個人的にはこれはアルテタからのラストチャンスなのではと思っています。これで結果出せなかったらもう後はないぞ的な?
しかし、この起用ははまると思います。今のアーセナルは4-2-3-1をメインにし、ダブルボランチの左はジャカがほぼ固定でその相方をトレイラやセバージョスが務めていましたが正直帯に短し襷に長しな状態でした。どういう事かというと、トレイラは中盤のフィルター役としては素晴らしいし、パスもある程度出せるが、展開力に欠ける。セバージョスは中盤でのチラシ役としては素晴らしいが、強豪相手にした時中盤のフィルター役としては心許ない。といった状況でしたが、ナイルズはここにスッポリはまるのでは?と思っています。
アルテタ就任当初偽SBの位置で披露したようにチラシ役としては申し分ありませんし、フィルター役としてもこの時機能していました。そして、クリスタル・パレス戦ではトレイラとの連携があったとはいえ、対面のザハにまるで仕事をさせない活躍ぶりでした。プレーを見ているとアスリート能力にも長けたタイプですしいい感じになる予感がします。ですが懸念点もあります。
SBの時は視野が限定された状態でボールを受けていましたが、この役割だとおそらく後方でひし形を作ってその頂点の位置に入りビルドアップすることになるので360°視野のある状態でボールを受けることになります。この状態でのプレス耐性がどれほどのものなのかが未知数というのが懸念点です。
後半はやはり、ハットトリックを達成したエンケティアでしょう。どのゴールもポジショニングから良かったですし、ゴールゲッターとしては天性のものを感じます。ありがとうチェルシーこんな逸材をくれて
そして、そのエンケティアのゴールの1つをアシストしたのは右SBのソクラティスでした。ダビドルイスみたいなきれいなフィードでしたね。
アーセナル2-3ブレンフォード
全3失点後方でのミスからの失点でした。
4-3-3でサカのIH起用という興味深いことをしてきましたね。そちらについての詳細は下記の記事からどうぞ。
こちらが後半のメンバーです(60分から投入された選手も含めてあります)。
ダビドルイス、ラカゼット、ナイルズのボールロストもお粗末なものでしたが、それ以上に気になったのはその後の守備の軽さです。具体的には、ゲンドゥージ、ソクラティス、ホールディングです。
まず、ゲンドゥージとソクラティスは1失点目のシーン。2人ともワンフェイントで簡単に振り切られていましたが、あの状況何を差し置いてもまずはゴールへのコースを切ることに重きを置くべきだったのではないでしょうか?それを逆に降られてあっという間に置き去り…正直不安しかありません。
ホールディングの1失点目の際はまあ、相手がここしかないってところを打ち抜いてきたから仕方ないとしましょう(なにも仕方なくないんですけどね?)。2失点目は…いささか距離を空けすぎな印象でした。1,2失点目ともにもう少し寄せるべきだったように感じました。
シティ戦の向けて
ポジティブな要素もネガティブな要素もある中でシティ戦を迎えるわけですが…
復習がてら、前回対戦の時のマッチレビューをどうぞ
ジャカはトレーニングには復帰しているものの100%ではないとのことで起用されない可能性があるとのことで、正直、今のアーセナルのフィールドプレイヤーで一番替えの利かない存在だっただけに怖すぎます。戦々恐々です。
ジャカが起用できることを信じているので入れましたが、無理なら代役はセバージョスにやらせるべきでしょう。ゲンドゥージは流石にあの守備強度でシティ戦とか怖くて起用できません。ですので、代役はセバージョスを立てさせてもらいます。
セバージョスの利き足は右なので、ジャカと全く同じとはいきません。ですが、右利きで、左SBの後ろに落ちる役割と言えば、そうトニ・クロースです。左利きのジャカは左サイドのオーバや左SBへのパスがかなり良かったです。しかし、右利きのセバージョスなら、対角線の右サイドへのパスも裏へ狙いやすくなるように感じます。また、中央へのショートパスも出しやすくなるでしょう。
シティ対策
前回対戦で完敗を喫しましたが、今回何をまず対策しなければいけないのか。デブライネ?WGの突破?その辺も大切ですが、なによりもCBに自由に持ち上がらせないことです。前回の先制点もこれが原因です。相手Cbniづかづかと持ち上がられればそれだけ押し込まれることになりますからまずそこを遮断する必要があります。
CBの持ち上がりを阻害しなければいけませんが、かと言ってアンカーを自由にして、そこを起点に散らされては元も子もありませんので、エジルの負担が増えるのは承知でアンカー番をしてもらう必要があるでしょう。そうして、アンカーへのコースを抑えたら、1トップの選手がCB間のコースを切りながらプレスをかけて自由にパスを出させないようにすることで、ひとまず自陣で好き勝手やられる初期段階は防げるでしょう。あとはボランチやサイドハーフが目の前の選手を逃がさないようにし、プレッシャーをかけていけば、再開明けでコンディションも上がり切ってない中ならなおさらミスを誘発し、そこに付け込めるでしょう。そして、言わずもがなですが、かなり負荷のかかるサッカーをするわけですから、5人の交代枠の使い方も重要になってくるかと思います。
この試合、どちらも試合前の準備に関してはワールドクラスですから、あの手この手で配置の優位を作る策を講じたり、選手が力を発揮しやすい仕組みを作るでしょう。ですから、交代枠の使い方が大きなカギを握ると思います。
・あとがき
今回は試合前にさっと読めるくらいのボリュームに仕上げてみましたがいかがだったでしょうか?次回はシティ戦のマッチレビューで会いましょう!
エジルに見惚れてグーナーになった人。18/19シーズンから戦術ブログを開設してリーグ戦全試合のマッチレビューを投稿している戦術系グーナーです。
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