【マッチレビュー】アトレティコ・マドリー対リヴァプール~原点回帰のアトレティコ~

 皆さんおはこんばんにちわ。代表戦を除くとアーセナルの試合以外をマッチレビューするのは初めてですね。ついに再開したチャンピオンズリーグ。今回はそのラウンド16アトレティコリヴァプール 1stレグのマッチレビューをお届けします。

・試合概要

アトレティコ・マドリー(H)1-0リヴァプール

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・得点

4分 サウール1-0

・途中交代

アトレティコ

45分ジョレンテinレマルout 70分ビトーロinモラタout 77分コスタinコレアout

リヴァプール

45分オリギinマネout 72分チェンバレンinサラーout 80分ミルナーinヘンダーソンout

・原点回帰のアトレティコ

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 リヴァプールは4-3-3でなおかつSBが高い位置を取り、フィルミーノは状況次第で中盤に降り、マネ、サラーが内側に入っていく定番の形でした。対するアトレティコは直近2シーズンあたりからぽじしょなるプレーを志向し始めましたが、それがあまり上手く行っていないで今シーズンも取りこぼしが目立ち、遂には解任論まで出ている状況です。ですが、この試合ではポジショナルプレーなんてどこ吹く風、「これが俺たちのやり方だ!」と言わんばかりのアトレティコらしい強固な4-4-2のブロック守備と堅守速攻を披露し、セットプレーから先制点を挙げ1-0で逃げ切りました。

アトレティコの奇襲

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 しかし、先制するまではアトレティコはかなり前から圧力をかけていました。2トップ+2SHが4バックにプレスをはめに行き前へ蹴らせ、効果的なビルドアップをさせません。

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 そして、ゴールキックの流れからコレアが一気に持ち上がり、ヴルサリコがクロスを上げ、はじき返されたものを再びヴルサリコがヘッドで折り返し、それにロバートソンが対応するも、パスを受けたマネからヴルサリコがボール奪取。見事な奇襲を仕掛けます。

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 ここからサウールのサイドチェンジでロディにわたるとロディがクロスを入れます。個のクロスも惜しかったです。この後スローインからの流れでCKを獲得。そのCKをサウールが押し込んで先制に成功。

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前からのプレスで押し込んで長いボールを蹴らせ、ゴールキックに、そこから一気に仕掛け、ロストしても奪い返し、クロスを入れ、最終的にCKを獲得し、先制に成功。開始数分で見事奇襲に成功。

・SBへの対処法

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左:中盤のラインよりSBが高い位置 右:SBが中盤の前

 後方からSBへのパスコースはライン間にSBが位置取る際にはSHがコースを切りながら寄せていき、ボランチがカバーをする形を取り、中盤のラインより前でボールを受ける際には4-4のブロック全体がスライドし、スペースを与えさせません。こうして、リヴァプールの両SBは上手く機能しなくなりました。

・ハーフスペースの封鎖

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 いくらパスコースを切ったりスライドして寄せてもロバートソンの推進力で高い位置まで運べるシーンもありました。こうなると並みの4-4-2ではSBが釣り出されCBとの間のハーフスペースが空き、ピンチになります。ボランチやSHが下りるのが定石ですが、そうなると高い位置が空いてしまいます。しかし、アトレティコは、中盤にハーフスペースを塞ぐ役割を課しながらも前への寄せも怠らないことでどちらのスペースも空けません。こんな芸当は、アトレティコにしかできないでしょう。

 SBがつり出されたらハーフスペースに走りこむ選手に対してはSHかボランチのどちらかがついていき、もう1人はSBのサポートに回る形を取りました。

・チャレンジ&カバーの徹底

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 また、サイドでリヴァプールの選手が仕掛けてくるときには対面する選手(SBやSH)に加え、そこにサポートする選手(SHやボランチ)が入り、局面としてはほとんどのシーンで数的優位を維持しながら守っていました。

 個人的な印象としては局面もですが、チーム全体、ブロック全体でチャレンジ&カバーの徹底ができているからこそアトレティコの堅守は成り立っているのだとも思います。

・試合総括

 アトレティコはチーム全体としてかなり良いパフォーマンスを披露していました。危険なシーンはオブラクパスミスからゴールネットを揺らされたシーン(オフサイドでゴール取り消し)とダイクの背後から走りこんだサラーのヘッドのシーンと、マネ、フィルミーノ、サラーでエリア内の密集地帯を抜けられシュートまで持ち込まれたシーン等片手で数えるほどです。あとは、ロディのパフォーマンスが傑出していましたね。決定機の多くに関与していましたし2ndレグでも重要になってくるでしょう。

 あと、シメオネが観客を煽ってスタジアム全体が沸き上がるあれはすごかったですね。あれは一度現地で見てみたいものです。

・2ndレグへの展望

 この試合アトレティコアウェイゴールを与えずに終えることができたのは収穫でしょう、理想はもう1点あればよかったですし、ロディが絡んで決まってもおかしくない決定機が2つありましたが残念です。しかし、2ndレグにはこの試合途中出場したジエゴ・コスタがスタメンに名を連ねるでしょう。1stレグでも1本シュートを放っていました。コスタは独力でゴールにねじ込める力がありますし、リヴァプールにとっては厄介でしょう。また、トリッピアーとフェリックスは2ndレグに間に合うかは微妙なラインですが、この試合で時間の経過とともに良くなったヴルサリコとカウンターで存在感を発揮したコレアに途中出場で守備に存在感を発揮したビトーロもいますから何とかなるでしょう。それから、トマ・レマルとマルコス・ジョレンテは今日のパフォーマンスで見るならジョレンテの方がよいでしょう。

 リヴァプールアンフィールドで2点取らなければ勝ち抜けできません。また、アトレティコアンフィールドで1点でも許せば3点必要になり勝ち抜けのミッションは困難を極めるでしょう。守備陣を崩してもオブラクが固く閉ざすアトレティコゴールマウスリヴァプールはこじ開けることはできるのでしょうか。

 また、リヴァプールの不安要素としては、アンフィールドで何とかなるんじゃないかという雰囲気が漂っていることです。そしてそれが采配にも見え隠れしていました。マネはカードを貰っていたのでわかるのですし、チェンバレン投入も引いて守る相手にミドルが有効なので分かりますが、サラーを下げたのは予想外でした。

・最後に

今回は初めてアーセナル以外のチームのマッチレビューをしましたがいかがだったでしょうか。2ndレグもアトレティコリヴァプールのマッチレビューをするつもりですのでよろしくお願いします。今回はアトレティコの守備に焦点を置いて書いてみました。宣伝ツイートのRTや、この記事をツイートして拡散してくれるとめっちゃうれしいです。感想をくれるともっと嬉しいです。批評等も分析の向上に役立たせてもらいます。全部待ってます!では次回、また会いましょう!

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