【マッチレビュー】リヴァプール対アトレティコ・マドリード~シメオネイズムは終わらない~

 アーセナル対シティが新型コロナの影響で延期になったので急遽リアルタイムでCLリヴァプールアトレティコ見れたのでマッチレビューをお届けします。ということで、おはこんばんにちわ。新型コロナの影響が各所に出ててついにるがーにが感染し、選手にも影響が出始めてるのが怖い所です。

・試合概要

リヴァプール(H)2-3アトレティコ(2戦合計2-4)

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・得点

43分ワイナルドゥム1-0

94分フィルミーノ2-0

97分2-1マルコス・ジョレンテ

105+1分2-2マルコス・ジョレンテ

120+1分2-3モラタ

・途中出場

リヴァプール

82分ミルナーinチェンバレンout

105分ファビーニョinヘンダーソンout

105分オリギinワイナルドゥムout

113分南野inフィルミーノout

アトレティコ・マドリード

56分マルコス・ジョレンテinジエゴ・コスタout

90分ヴルサリコinトリッピアーout

103分モラタinフェリックスout

105分ヒメネスinコレアout

・左右の守備の堅さの差

・右サイドの攻防

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 先制点のシーンはだれがだれをどこを見るかの曖昧さからチェンバレンに好きにさせたところからクロスを上げさせてしまいました。ハーフスペースから流れたチェンバレンにロディがついていくも後追いになり、そこにサラーからのパスが来てキレイにクロスを上げられた形になりました。

 また、ロディの対応の軽さもハーフスペースを塞ぐ選手に選択肢の多さを与えてしまい、それもハーフスペースの対応に影響していたと思います。

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 延長開始直後、ワイナルドゥムにロディがかわされたところからクロスを入れられ、フィルミーノのヘッド、一度はポストに阻まれるもこぼれ球を押し込んで2戦合計で勝ち越しに成功。このシーンでも守備の軽さが目立った結果となりました。

・左サイドの攻防

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 対する左サイドはハーフスペースの塞ぎ方はかなりいいものでした。ハーフスペースにはボランチのトーマスやサイドハーフジョレンテが塞いでいました。また、トリッピアーのマネとのマッチアップ時の対応も見事でした。マネからボールを奪いきれないまでも選択肢を限定する守り方、特にハーフスペースへのコースを切りながら縦、またはカットインのみに選択肢を絞ることでその後の守備対応にも繋げています。

リヴァプールの敗因

1.アドリアンのミス

2.最後の寄せの甘さ

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 2戦合計2-2でアウェイゴールでリードを奪ったアトレティコ。このゴールに関しては9割方アドリアンのミスが責任と言えます。アドリアンパスミスジョアン・フェリックスの足元に、ジョアン・フェリックスからマルコス・ジョレンテにパスが入りそこから、ジョレンテの見事なミドルがゴールマウスをこじ開けました。

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 104分にフィルミーノからボール奪取したところからロングカウンターが発動。モラタがかなりの距離持ち上がり、その脇をマルコス・ジョレンテが駆け上がるも、局面としては2対3のような状況です。しかし、ジョレンテが中央に位置を取り直すことでモラタのみにプレスをかけられない状況になりファイナルサードまで持ち上がられるとジョレンテにパスを出されます。

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 数的優位で守りながらもここまで持ち上がられ、最終的にはジョレンテのゴラッソでアトレティコが2戦合計での勝ち越しに成功。この2点目に関してはジョレンテのゴラッソ、1点目はアドリアンのミスという要因もありますが、どちらも寄せの甘さが目立ちます。1点目はアーノルドがもう少し寄せられたと思いますし、2点目は数的優位で守ってたのだからなおさら誰かがチャレンジすべき場面だったと思います。

 アドリアンの致命的なパスミスはあの1本ですが、他のシーンでもビルドアップ時にがっつりマークに付かれてる選手にパスを出すシーンはありましたし、後半のジョアンフェリックスのミドルに対する対応からもミドルシュートでの不安感はありました。つまり、どちらもいつか起こりうる失点だと思います。

・延長後半の攻防

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延長後半になり、アトレティコヒメネスを投入し5-4-1に変化、リヴァプールファビーニョ、南野を投入、さらに攻撃時はファンダイクが最前線に上がり両SBも高い位置を取り1-2-7のような布陣になりました。南野の見事な精密クロスなどチャンスもありますが、欧州1ともいえるアトレティコの守備陣が水際ですべてを防ぎます。

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 すると試合終了間際、モラタがジョレンテに落とすとジョレンテが裏へスルーパスを送り、それをモラタが沈めダメ押し弾を決めました。この試合途中出場のマルコス・ジョレンテが2G1A、モラタが1G1Aと結果としては交代策がはまった形になりました。

・オブラクの存在

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 この試合被シュート数は34本でオブラクはセーブ数9という驚異的な数字を記録しました。そのどれもがチームを救うビックセーブでしたし、オブラクがいなければこの勝利はなかったと言えるでしょう。

 しかし、決してオブラクだけの力でもありません。リヴァプールのブロックされたシュートが7本なことからもチーム全体が体を張り、ゴールを守る意識が伝わってきますし、4-4-2のブロックでスライドして守り切るのも並大抵のことではありません。

・最後に

 1stレグのオブラクにもこの試合のアドリアンと同じようなパスミスがありましたが、オフサイドでノーゴール、この試合も決まってもおかしくないシュートがポストに嫌われたり、運の無さもこの試合の勝敗を分けた重要なファクターだったと言えます。

 リヴァプールイレブンもよく走りましたが、ロバートソンの1stレグ後のコメントで「次はアンフィールド」みたいなコメントもありましたし、1,2失点目の寄せの甘さなどどこか心の隙があったようにも感じますし、そこがアトレティコとの決定的な差になったのではないでしょうか。その点アトレティコシメオネ・イズムを体現していました。

 

 ここまで読んでいただきありがとうございました。次回は週末のアーセナル対ブライトンのマッチレビューになります。まあ、開催されればなんですけどね。拡散、感想はとてもうれしいのでじゃんじゃんください!では、次回会いましょう!

 

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