【マッチレビュー】アーセナル対チェルシー~ご褒美~

 みなさんおはこんばんおはこんばん。ついにFA杯決勝です!今シーズンを最良とはいかずとも素晴らしい締めくくりにするためにも負けられない1戦です。相手はチェルシー主審はアンソニー・テイラー、準決勝ではシティを破りここまで来た。16/17シーズンのFA杯の再現のような状況での試合となりました!

アーセナル2-1チェルシー

【ARS】オーバメヤン28′(P),67′

【CHE】プリシッチ5′

・スタメン

スターティングメンバー

 アーセナルはプレミア最終節では4-2-3-1を採用しましたっがこの大一番では再開後慣れ親しんだ3-4-3に戻してきました。ナイルズの左WBは守備から入ろうという意識の表れでしょうか?

・前半-1 配置はミラーされど仕組みは違う〈守備編〉

アーセナル

 まずはアーセナルの前プレスから見ていきましょう。アーセナルはラカゼットが少し下がった位置で中盤の監視も兼ねていますが基本的には前3枚が襲い掛かるようにプレスをかけていきます。その後ろから降りてくるチェルシーのもう1枚の中盤に対してはこちらも対面のボランチ(ジョルジーニョにジャカがついて行く回数が多かったかな)がついて行き、WBに対してはこちらもWBが高い位置までプレッシャーをかけていきました。ラカゼットは中盤を抑えることが最優先だったように見えましたが、ズマに猛烈にプレッシャーをかける場面も見受けられました。

チェルシー

 対するチェルシーは同じ3-4-3でしたが、プレスのかけ方は少し違いました。アーセナルは前3枚が同時に襲い掛かるのに対してチェルシーはジルーが寄せていく後ろから4枚が中央を封鎖しつつ寄せていくような印象を受けました。この違いは中盤へのコースのふさぎ方の違いだと思います。アーセナルは線で塞いでいた(マンマーク気味)のに対してチェルシーは面で塞ごう(ゾーン気味)としていたように見えました。

・前半-2 配置はミラーされど仕組みは違う〈攻撃編〉

 守り方は違いましたが、攻め方においては共通点の多い両チームでした。

アーセナル

 アーセナルはビルドアップはいつも通りですが、普段よりもティアニーから直接裏を狙うパスが多く、ナイルズも前回左WBを務めた試合よりも積極的にそこを狙うようになっていました。

 セバージョスの縦パスを受けたナイルズがオフサイドでノーゴールとなったぺぺのミドルシュートのシーンもオーバメヤンが裏に抜け出して最終的にPKにつながったシーンもアスピリクエタはかなり難しい仕事になりました。オーバメヤンをケアするだけでも大変なところにナイルズも狙ってくるため常に2人どっちが狙うかという中でスプリントを繰り返さざるを得ず、疲労もあったのかハムストリングを痛めて負傷交代となりました。

ぺぺのミドルのシーン

アスピリクエタはオーバ、ナイルズとの2対1、WBのジェームスの外にはティアニーが上がってきていたのでそこを鑑みても3対2と見事に数的不利を強いられたのがチェルシーの守備でした。

PK献上シーン

 また、中央からの崩しではセバージョスがかなり重要な役割を果たしていました。セバージョスの役割は一言でいえば最終ラインと前線のパイプ役です。最終ラインからボールを引き出し、持ち上がり、前線にパスを供給するのが役割でした。ですので、いかにセバージョスがボールに絡めるかというのはアーセナルの崩しを評価する上で重要なファクターと言えます。そして、この日はその役割を十二分に果たしていたといえると思います。

チェルシー

 チェルシーも右ストッパーのアスピリクエタがボール保持時は4バックになる右肩上がりの布陣を採用してきました。そして、コバチッチがボールを引き出すために最終ライン手前まで下りて降りてきたと思えば、ボールを自分で前進させ前線につなげたり、アーセナルでいうところのセバージョスの役割を担っていました。CFが収めて機転を作る点も似ていましたね。

 相違点もありました。それはシャドウの動きですね。アーセナルの2シャドウはスピードを生かし手後方からのボールに反応し、長いパス1本でチャンスにつなげていたのに対して、チェルシーのシャドウ2人、特にプリシッチは中央に侵入して後方から足元にパスを引き出したり、ジルーからの落としを前を向いて受けて仕掛けたり、ライン間を主戦場とした振る舞いでした。

 特に先制点のシーンはジョルジーニョからのパスをダブルボランチの間で受けドリブルを開始、マウント、ジルーとつなぎ最後はプリシッチが決めた先制ゴールとなったわけですが、最初にプリシッチがボールを引き出したところでアーセナルはだれがプレッシャーに行くのかあいまいなままバイタルエリアに侵入を許し、そのまま決められてしまいました。

 その後のシーンではシンプルにドリブルで切り込み、シュートまでつなげていましたしライン間で前半には絶大な存在感を誇っていました。

 左から中に入って行くプリシッチと大外のアロンソの関係性に対して、右はマウントとジェームスが大外で被ってしまい崩しが今一つ機能しなかった印象でした。

・後半-1 不運のチェルシー

 ジルーの落としを受けて抜け出したプリシッチ、シュートまでもっていきましたがここで負傷交代。前半のアスピリクエタに続きチェルシーはキープレイヤーを失います。その後コバチッチも退場でチェルシーの戦術上かなり重要な選手たちを失うことになりました。プリシッチに代わって投入されたペドロも脅威になっていましたがこちらもまさかの負傷交代と不運の連続と言わざるを得ませんでした。彼らのけがが重くないことを祈るばかりです。

・後半-2 これぞストライカー

 ベジェリンのどりっぶる突破からぺぺに渡り、最後はオーバメヤンが沈めて逆転となったわけですが、オーバメヤンがお見事でしたね。右足で打つかと思いましたが、きれいにズマを振り切り最後はふわりと浮かせてカバジェロもなすすべなしなゴールでした。

・雑感

 16/17シーズンのFA杯決勝と同じスコアでの勝利となりました。中の人的にはリアルタイムで見る初タイトルでしたのでかなりうれしいですね!今日はペペもかなりの出来でしたし、マルティネスも安定感抜群のプレーでゴールマウスを守りラカゼットも前線から奮闘し、今シーズンの集大成としてはばっちりな結果になりましたね。

・あとがき

 FA杯決勝を持ちまして19/20シーズンのアーセナルの試合のマッチレビューを終了いたします。史上最も長いシーズンでしたが、お付き合いいただきありがとうございました。とはいえ、このブログはまだまだ続きますのでこれからもよろしくお願いします。とりあえずは今シーズンの総括的な記事は出す予定です。CLのマッチレビューは中の人の大学の課題の進行具合次第となります。

 スパスィーバ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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