【マッチレビュー】アーセナル対シェフィールド・ユナイテッド~ガナーズ3度目の正直~

 みなさんおはこんばんにちは。前のサウサンプトン戦は審判が平等にさばいてくれてこの試合ではなんと、VARでブレイズのゴール取り消し&アーセナルにはPKという異例の事態(ジャッジ自体は全部正当のものですが)でした。とまぁ、審判ガチャの話はここまでにして、試合内容の振り返りをしていきましょう。

アーセナル2-1シェフィールド・ユナイテッド(H)

スターティングメンバー

・得点者

25’ぺぺ(PK)(アーセナル)87’シャープ(ブレイズ)90’+1セバージョス(アーセナル)

・途中交代

アーセナル:54’ダヴィド・ルイス→ホールディング 67’ウィロック→セバージョス、ラカゼット→エンケティア 90’+3ぺぺ→ソクラティス

シェフィールド・ユナイテッド:35’ランドストラム→ベルゲ 62’バルドック→フリーマン 75’バシャム→シャープ

・前半-1 進化したアーセナルの3バック

 アーセナルはこの試合も3-4-3で本職左SBの左利きの選手を左CBに配置、この日はティアニーをWBに配しコラシナツが最終ラインに入っていました。ブレイズは守備時5-3-2に対してアーセナルは前線3枚+両WBで数的同数のような状態になり、そこに中盤からウィロックが両サイドに顔を出し、サイドの崩しの手助けをしていました。

 そしてもう一つは両CBのプレーぶりです。この日は以前よりも積極的に自身で持ち上がるようになったことで3バックが前がかりになり、布陣全体の重心も前目になったことで3バックがより機能していたように感じました。

 ブレイズは守備時5-3-2で中央を厳重に封鎖していたためにその内を崩すのではなく、そこを迂回して攻めるのがアーセナルの狙いのように感じました。そして、その崩しにおいて両CBの崩しはかなり重要なタスクでした。以前は両CBが持ち上がるシーンはほとんど見られなかったためビルドアップの起点も後ろになり、選手間の距離を保とうとすると前線の人が減り、前線に残れば布陣全体が間延びしてしまう、という感じでした。それがこの試合では両CBが持ち上がることで選手の距離感も良くなったのと、サイドから崩すという共通認識もあり、連携面が向上したように映りました。

https://www.sofascore.com/arsenal-sheffield-united/psR

・前半-2 ダブルボランチの役割分担

 この試合のダブルボランチはジャカとウィロックの組み合わせでスタートしました。この2人の役割はそれぞれ明確でした。低い位置でゲームメイクを担うジャカと、豊富な運動量を活かして両サイドに顔を出しては連携を取り、サイド攻略を手助けするウィロックといった感じで横関係になるのは守備時のみで攻撃時は縦関係に近い斜めの位置関係でした。

https://www.sofascore.com/arsenal-sheffield-united/psR

 ヒートマップでもジャカが中央の低い位置にとどまり、ウィロックがサイドの高い位置に顔を出しているのがわかります。

 ウィロックがサイドの高い位置にサポートに行くことでこれまではWGとSB(WB)の2人での連携だったところにウィロックも交えた3人での崩しが可能になりました。この試合のペペのできがよかった一因の一つだと考えています。

・アーセナルの弱点

 アーセナルの現状最も穴と言えるのはセットプレーですね(火を見るより明らかな事実)。この試合もセットプレーで追いつかれてますし、前後半1つずつVARによってノーゴールになったシーンが2つあります。

 前半にVARで取り消されたブレイズのゴールのシーンは特に弱点が顕著に出ていたような感じです。このシーンはCKをノーウッドが折り返しランドストラムが押し込んだ形になりましたが、ラカゼットが完全にボールウォッチャーになっていました。ラインは完全にオフサイドでしたので、スルーしたとも取れますが、チーム全体としてセットプレーでボールウォッチャ―になるシーンが多いように感じました。

・後半-1 ブレイズ4バックへの変更

 ブレイズはCBのバシャムを下げてFWのシャープを投入し、マクゴールドリックが2トップの後ろに位置するような配置の4-3-1-2の形になりました。

 これにより、マクゴールドリックのマークに誰がつくかあいまいな状態になり、自由を得ます。ブレイズの同点シーンはロングスローからのコラシナツのクリアミスを押し込まれた形ですが、 そのスローイン を獲得したプレーではマクゴールドリックがジャカとセバージョスを手玉に取り、きれいにかわしてからサイドに展開、サイドからのクロスは跳ね返してスローインに逃れますがそこから決められた形になっていました。

・後半-2 セバージョスの決勝弾

 サカが振り向くと同時にかわして持ち上がりエンケティアにパス、そのままフリー欄をして前を通り過ぎるとエンケティアは外でフリーのペペに繋ぎます。ぺぺの仕掛けからこぼれたボールにセバージョスがスイッチして角度のない所からそのままシュートを沈めて決勝弾としました。このゴールはサカの最初のドリブルもフリーのペペを見逃さなかったエンケティア、あそこで仕掛けたぺぺ、角度のない所から打ったセバージョス全員がお見事でした。

・雑感

https://twitter.com/Arsenal/status/1277294895082987523?s=20

 最後にティアニーについて少し書きます。試合始まる前の予想布陣でコラシナツが左CB、ティアニーがWBで試合が始まったら実際そうだった。対人守備強くて、球出し役にもなれるティアニーが左CBの方がいいのでは?と思いました。ですが実際は獅子奮迅の活躍を見せてくれたティアニーでした。サイドのアップダウンを怠らず、攻撃時にはサカのようなフェイントはありませんが、シンプルな仕掛けで縦に突破し、そこからのクロスでいくつもチャンスを創出していました。ティアニーのクロスは質も素晴らしいですが、バリエーションの多さも武器です。例えば、コラシナツはマイナスのグラウンダーでの折り返しは良いですが、長いクロスの質はイマイチです。サカのクロスも得点の匂いがしますし、精度だけならティアニーにも引けを取らないでしょう。ティアニーは質に加えてクロスのチョイスがいいようにも筆者は思っています。

 あと、ナイルズ。どう考えても右WB(SB)の方が輝いてるよ。

・あとがき

 中の人の過密日程で疲れてるのでこのツイートをあとがきと代えさせていただきます。

 それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。良ければ拡散してくれたり感想をいただけるとモチベーション爆上がりして次回のボリュームも増えるかも!?(それはしあいないようにもよりますが)

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kakuyasuphone-news.com/premier-league/

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