【マッチレビュー】フラム対アーセナル~順風満帆の船出~

2021年2月13日

 開幕ですよ、開幕!短いオフシーズンを終えていよいよ20/21シーズンが幕を開けます。

その栄えある開幕戦は我らアーセナルと1年でプレミアリーグ帰還を果たした西ロンドンのフラムのロンドンダービーです。

※たまにフルハムと呼んでるところもありますがここではフラムと呼びます。

(H)フラム0-3アーセナル

【アーセナル】8’ラカゼット49’ガブリエル57’オーバメヤン

【フラム】

・スタメン

 アーセナルは新戦力のガブリエル・マガリャンイスとウィリアンがスタメンデビューを飾ります。PSMでも出場を果たしたサリバはベンチ外でした。ちなみに移籍の噂のあるトレイラ、移籍がほぼ決まりのマルティネス、直近のPSMでは出場したエジルと最近練習に戻ったゲンドゥージもベンチ外となっています。

 一方のフラムはミトロビッチやザンボ・アンギサと言った注目選手はベンチからの登場でした。

・前半-1 詰めの甘かったフラム

・攻撃面

 フラムは4-2-3-1からのスタートで基本的には丁寧にボールをつないで崩そうという意思は感じられましたし、実際に少ないタッチ数での連携からいい形になりかけたシーンもありました。

ですが、詰めの甘さと言いますか4-2-3-1のWGとSBが大外で縦関係になり、その内側のハーフスペースに人が侵入する形が無く、ここの縦関係の連携からのクロスをエリア内に入れるシーンはありましたが崩し切ってのシュートシーンはほとんどありませんでした。

・守備面

 フラムは守備時は4-2-3-1からトップ下が1列上がり2トップを形成し4-4-2の守備で2トップはボランチへのコースを切る役割でした。

これは攻撃時4バックに可変するアーセナルに対して噛み合わせのいい守備に見えました。あくまでここまではですが…

ですが、実際はここからボランチがボールを受けるためにCB間に降りたりCBわきに降りてボールを散らしていました(特にジャカ)。

 そして、フラムはこの降りていくボランチに対してだれがどう行くのかまでは突き詰めていないように感じました。ですのでダブルボランチのどちらも比較的プレッシャーの低い状態でボールを持つことができました。

・前半-2 進化するアルテタ式3-4-3 

守備面

 フラムのこの崩しに対してアーセナルは5-4-1で堅牢なブロックを築き、エリア内やバイタルエリアへの侵入を許しません。

大外のフラムの縦関係に対してはシャドウが守備に戻り相手のWG+SBに対してSH+WBの2対2の構図を作り数的同数で対応、ブロック内部に侵入は許しません。

シンプルなスイッチからクロスを入れるシーンもありましたがそこはガブリエルが強さを見せしっかりはじき返しています。

 次に、前からの守備ですが、こちらはシャドウの選手がCB-SB間を警戒します。その脇にダブルボランチが下りていく形には対面のボランチがついていくことでブロックの外に押し出します。

この日のアーセナルの守備の優先順位としては高い位置で奪うことよりもブロックの内側への侵入を許さないことに重きを置いているようなプレスのかけ方でした。

https://www.whoscored.com/Matches/1485187/Live/England-Premier-League-2020-2021-Fulham-Arsenal

 それもあってフラムはこのヒートマップでもわかるようにペナルティーエリアどころかその手前のバイタルエリアへの侵入もほとんどできていませんでした。

大外からの侵入には両SHとWBが、中央から崩すためにボランチが下りていけばこちらもボランチがついていき前を向かせずにブロックの外に追い返していました。

攻撃面

  攻撃時の左サイドはオーバメヤン、ティアニー、ナイルズのトライアングルが適時誰かが外に張れば誰かがその内側を上がり、そこに後方からジャカやガブリエルがパスを供給する攻め方を見せていました。

 右サイドは、どうしても今の攻撃時左肩上がりの4バックでは左サイドと比べて人数をかけられませんが、それでもベジェリンとウィリアンは内外を入れ替えながらいい連携を見せていました。

後半途中にセバージョスが投入されるとこの右サイドの連携に加わりいい形を演出していました。

・後半-1 コミュニティシールドの再現

 GKからのビルドアップで相手のプレスを食いつかせてからのパスでプレスの背後を使い前進し敵陣に侵入、そのままペースを落とさず長いサイドチェンジで相手の手薄なところでオーバメヤンが受け、エリア内に侵入、その内外をティアニーとナイルズが駆け上がることで選択肢をシュートのみに絞らせないままオーバメヤンが得意な形でのシュートで得点。コミュニティシールドのゴールにすごい似た形での得点になっています。

コミュニティシールドの得点シーン

 どちらもシュートシーンのティアニーとナイルズのオフザボールも素晴らしいですが、サイドチェンジをする際に同サイドで裏を狙う動きを見せたことで相手は縦へのパスも想定せざるを得なかったことも注目するべきです。

それから、レノでもこの形が再現可能だと分かったことも大きな収穫でしょう。

・後半-2 新加入選手の輝き

 ガブリエルは試合開始早々失点につながりかねない連係ミスがありましたが、その後は対人守備では無類の強さを見せ、ダビドルイスにはないカバーリング範囲の広さを披露するとともにルイスと比較してもそん色ないロングフィードを出していました。

そして極めつけはデビュー戦での移籍後初ゴールです。これはもう文句なしの満点デビューと言えます。

 次にウィリアン

 こちらは連携面からデビュー戦とは思えない仕上がりを披露していました。

さらに2アシストを記録しましたし、1点目のラカゼットのゴールもウィリアンのアシストと言えなくもないので実質3アシストを記録しました。

アシストもですが、直接FKでも期待感を漂わせ、守備でもタイミングのいいプレスバックでベジェリンを助けていました。こちらはデビュー戦としては120点をあげたい出来でした。

それから、今夏ブレントフォートから招き入れたコーチでセットプレーのスペシャリストであるアンドレアス・ジョージソン氏の影響もあるのでは?と思います。

というのも、ウィリアンの惜しいFKの際はウィリアンが蹴る瞬間に壁の選手が動いて生まれたスペースに蹴りこんだシュートでした。(惜しくもポスト直撃でしたが)

ウィリアンのCKでガブリエルがヘッドで決めましたがこれもただ競り合いに勝ったのではなくヘクターの死角からうまく潜り込んでのヘッドでした。

どちらも人が動くことで使うスペースを提供したような形になりました。これは練習のたまものなのではと思います。

・あとがき

 皆さんいかがだったでしょうか。個人的には先制して、その後も主導権を握った試合展開で追加点を奪うことができたのは大きかったと思います。次節の相手はハマーズです。

 個人的には次節あたりでスミス・ロウが見たいなと思ってます(笑)

スパスィーバ

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kakuyasuphone-news.com/premier-league/

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