【考察】ガブリエウ・マガリャンイスの凄さを徹底分析
みなさんこんにちは。
ユナイテッド戦の深掘りマッチレビュー書こうと思ったのですがトーマス、エルネニー、マガリャンイス、ベジェリンと紹介したい選手多すぎて絞れないので個人的には1番目を引いたマガリャンイスの凄さとかを書いていく内容になっています!
もくじ
基礎スペックの高さ
1つ目は基礎スペックの高さですが、これは言わずもがな周知の事実ですね。
・フィジカル強くてスピードもあってビルドアップへの貢献度も高い左利きの左CB
この時点でもう凄が見え隠れしていますし、この紹介に違わない活躍を既に披露しています。
しかし、果たしてそれだけなのか…?ただフィジカルとかが強いだけなのかと聞かれればそれはNoですね。
ここからがマガリャンイスの凄さの真骨頂で、真のワールドクラスのCBになれる素質の証明だと思います。
卓越した準備力と予測力
ただ単にフィジカル的に優れてたり、スピード面で秀でてるCBは一定数います。
しかし、そんな選手の中でもワールドクラスのCBになれる選手はほんのひと握りです。
そして、マガリャンイスはワールドクラスになるためのものを持っています。
それは、準備力と予測力です。
フィジカル的に優れてる選手で良くないパターンはフィジカルで相手を上回れるからある程度は後追いになったり不利なポジションからも相手の攻撃を止めたりすることができてしまいます。
それ故に、守備における準備や予測を怠ってしまうことがあります。
そういう選手はフィジカル的に同程度のアタッカーと対峙した時に遅れをとってしまう事が考えられます。
マガリャンイスのこの良さが顕著に出ていたのがユナイテッド戦でした。
この試合ではラッシュフォードMBEやグリーンウッドに後ろから楔のパスを入れてもアーセナルの3バックが後ろからタイトに寄せることでそのまま後ろに戻すしかなく、ユナイテッドの攻撃は手詰まり状態でした。
特に光ったのがマガリャンイスの対応でした。
降りてくる選手に対してついていくのですが、この時最初からがっつりついていくわけではなく、少し距離を空けてついていきパスが入った瞬間に寄せることができます。
この試合では裏を狙うパスはほとんどありませんでしたが、この位置取りならば仮にラッシュフォードが裏を狙い、図の黄色の線のパスのようにそこにパスを出したとしても、マガリャンイスのほうが先にスタートできるためラッシュフォードをブロックすることが可能です。
この時最初からがっつりついて行き過ぎると入れ替わられて裏に出されたら1発で決定機になる場面ですので、マガリャンイスの対応は見事なものです。
首振りとその恩恵
マガリャンイスのプレーを見ていると目を引くのは首振りの頻度で、ビルドアップ時には特に目立ちます。
ボールを持っている際に常にルックアップをし、周りを見ているからこそこのパス成功率を記録しているのだと思います。
Pass into Final 1/3(ファイナルサードへのパス成功数)やYards Progressed(相手ゴールに向かってパスとドリブルで前進した距離)のスタッツの高さからただ安全なパスをするだけの選手ではなく、チャレンジパスを狙いながらでも高いパス成功率を記録できる選手だとわかります。
そして、そのビルドアップ能力を支えるのが首振りです。
サッカーにおける首振りの重要性に関してはイニエスタやピルロをはじめとした名手のプレーからもわかるので割愛させていただきます。
ここで重要なのはマガリャンイスもこの首振りを試合中頻繁に行っているということです。
ビルドアップの安定性にも首振りがつながっているのはもちろんですが、マガリャンイスのエリア内での守備で結構見かける相手のクロスに先回りしての余裕をもってはじき返すシーンや的確なタイミングで飛び込んでのシュートブロック。
これらも首振りによって周囲の状況を常に把握しているからこそのプレーだと考えます。
まとめ
・基礎スペックの高さ
・卓越した準備力と予測力
・試合中の首振り
この3つの要素がマガリャンイスのワールドクラスのCBとしてのストロングポイントだと思います。
あとがき
今回はここまで。この1人の選手を徹底分析するのも楽しいので今後機会があればほかの選手もやりたいと思います。
また、リクエストがあればリクエストがあった選手について書くこともあると思うのでお待ちしています!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
スパシーバ
エジルに見惚れてグーナーになった人。18/19シーズンから戦術ブログを開設してリーグ戦全試合のマッチレビューを投稿している戦術系グーナーです。