【マッチレビュー】アーセナル対サウサンプトン~増えるアルテタの引き出し~

 みなさんこんにちは。どん底のような2連敗の後の難所セントメリーズでの1戦で試合開始前は不安もありましたが見事再開後初勝利をクリーンシート達成のおまけつきで得ることができました。それにしても公平なレフェリーが裁いてくれるだけで見ててこんなに気持ちが楽になるとは…これは今後、良いレフェリーには敬意をより払いたくなりますね。と、そんな話はこの辺りにして試合内容の方に入っていきましょう。

アーセナル2-0サウサンプトン(H)

スターティングメンバー

・得点者

20’Nketiah(アーセナル)、86’Willock(アーセナル)

・途中交代

アーセナル:64’N.Pepe→Willock 70’Tierney→Kolasinac 79’Nketiah→Lacazette,Ceballs→Maitland-Niles

サウサンプトン:46’Obafemi→Shene Long,Valery→Kyle Walker-Peters 90’+1Hojbjerg→Vestergaard,Danny Ings→Romeu

・前半-1 サウサンプトンの前からの守備

 この試合のアーセナルはメンバー的に4-3-3かなと試合開始前は予想していました。しかし、蓋を開けてみればビルドアップ時はティアニーが左CBに入り、サカが完全に大外に流れてWBのような感じになり、3-4-3の形でした。

 3バックでビルドアップを開始することでセインツの4-4-2の前2トップのプレスに対して数的優位の確保を試みます。それに対して、セインツ(サウサンプトンの愛称)は2トップに加えてボールサイドのSHが積極的にプレスをかけて3対3の状況を作り出し、その後ろはダブルボランチも対面の選手(ジャカとセバージョス)に圧力を強めて5対5でプレスをはめていくかなり前がかりな戦い方をしてきました。それもあり、アーセナルはショートパスでの前進にかなり苦戦している印象でした。

・前半-2 ジャカを高い位置で使う利点

 オフサイドにはなりましたが、ジャカがいるのといないのでは最近のアーセナルは攻撃のリズムが別物です。そして、以前はジャカが3バックの左に入り攻撃のタクトを振るっていましたが、どうしてもこれでは尻重な配置になりがちでした。それがプレーエリアを一列上げたことで少し改善されたように感じました。

 そして、高い位置で起用した影響もあってか、縦のパスに加えて、斜めのパスでのゲームの組み立てに加わる回数も増えたような印象です。そして、いままでの最終ラインからの左足での組み立てはティアニーがになっていました。前節ではコラシナツ、この試合ではティアニーが左SBの位置から収まっていたことからもアルテタが最終ラインの左に左利きの選手を置くことにこだわっている感じでした。

上の図の9分のティアニーのロングフィードにオーバメヤンが抜け出してのシュートは惜しくもポストをたたきましたが、シュートまでの流れは完璧でした。左足でのこの角度のパスは裏へ抜け出す選手の勢いを殺さないパスになるので斜めに入ってくるオーバメヤンとの相性もいいように感じました。

・前半-3 アーセナルの守備

 攻撃時は3バック化していましたが、守備時は4バックに戻すかに思われましたが、ティアニーは守備時も中に絞り、3バックを形成、中央で2トップに対して数的優位を確保して、空いたサイドにはWBのサカとベジェリンが降りてきて5バックを形成し、対面のSHを抑える役割でした。前はエンケティアがCB間を切りWGがSBを抑えながら寄せる再開後のやり方を用いていました。ただ、リトリートで守る際は基本は5-4-1オーバメヤンはサイドを上下動していましたが、時折、ペペは前残り気味でエンケティアと2トップを形成し、5-3-2のような形になりました。

・前半-4 エンケティアの先制ゴール

 相手CBがGkまで戻したところをエンケティアが追いかけていき、GKのパスミスを誘発し、そのままゴール。このシーン、エンケティアはパスカットの直前外を切るようなフェイントを挟み、中へ通そうとしたところをカット。これはエンケティアの狡猾さの勝利と言えます。狡猾さというと少し悪く聞こえるかもしれませんが、ストライカーには不可欠な要素と言えます。

・後半-1 途中交代

アーセナルは途中交代でウィロック、コラシナツ、ラカゼット、ナイルズを投入しました。コラシナツはティアニーが足を攣った様子でしたのでそれででしょう。意外だったのはウィロックとナイルズの起用方法です。ナイルズをベジェリンではなくセバージョスと変えて投入したことからアルテタの中でおそらく中盤の選手として数えられているのでしょう。そして、ウィロック。ぺぺの運動量が落ちてきたことからの交代でしょうが、ネルソンでなくウィロックの投入だったのは意外でした。

・後半-2 ウィロックについて

 結果として、86分のFKの後の強烈なラカゼットのシュートのこぼれ球を冷静に押し込んで自身PL初ゴールを記録しましたが、起用法には少し疑問が残ります。ウィロックは献身的に走れるので試合を締める交代で高い位置での起用ならわかりますが、ネルソンも守備時のハードワークを怠る選手ではありませんし、カウンター時の突破要員としてサイドに配置するのもありなのではと感じました。練習試合でもゴールを決めてましたし、この試合のシュートシーンも冷静に流し込めてるのは良いですが、流れの中でのプレー、とりわけアタッキングサードでのプレーには改善の余地が多いと思います。起用するなら3センターの一角やダブルボランチの一角で走り回りながら、折を見てゴール前に飛び出していく感じが合うように感じました。

・総評

 さて、あまり言及できませんでしたがこの試合、ホールディングに復調の兆しが見られたことも今後に向けてポジティブな要素の一つです。パス成功率で見ても、今年初めのFA杯リーズ戦での72.3%から84.8%に向上していますし、クリア数、空中戦勝利数も上昇、試合を観ていてもプレーに改善が見られました。

 試合全体で見ると、やはりアタッキングサードでの連携が少なかったり改善の余地は多いですが、なによりも勝ち点3を確保できたのは大きいです。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。次回はFA杯ブレイズ戦の予定です。楽しみにしていてください。

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