【マッチレビュー】マンチェスター・シティ対アーセナル「3バックの真ん中はエデルソン」

エディハドスタジアムにアーセナルが乗り込んで迎えたペップとアルテタの師弟対決

開幕2連敗、センターラインは欠員だらけに加えて試合前にペペの欠場も決定し、満身創痍の状況のアーセナル。

かたや、開幕戦ではスパーズのカウンターの前に沈みましたが、ノリッジ戦では完成度の高さと格の違いを見せつけて完勝したシティ。

この2チームの対決はどのようなものになるのでしょうか。

本記事の内容・アーセナルの前プレスの形
・シティのプレス回避策
・チェルシーとシティのビルドアップの違い

マンチェスター・シティ5-0アーセナル

試合のハイライト

両チームのスタメン

両チームのスタメン+交代選手
マンチェスター・シティ
ノリッジ戦からのスタメン変更
あ゛り゛ま゛せ゛ん゛!゛

5対0で大勝を収めたノリッジ戦からのスタメン変更はありませんでした。

マフレズとスターリングがノリッジ戦では途中出場からゴールを決め、アーセナル戦もベンチスタートな辺り、層の厚さをうかがわせます。

アーセナル
チェルシー戦からのスタメン変更
パブロ・マリ、ロコンガ、ペペ、マルティネッリ

コラシナツ、チェンバース、ウーデゴール、オーバメヤン

ペペは体調不良による欠場(コロナではない)ということのようです。

そして、前節はビザ支給の関係で間に合わなかったウーデゴールがリーグ戦は昨シーズン以来のスタメン復帰(8番としてはデビュー)、オーバメヤンも体調不良から帰還しました。

オーバメヤンとコラシナツはカラバオ杯のプレーからの抜擢でしょう。

試合前の段階での狙いの予想はこんな感じです。

アルテタの選んだ前プレス

アーセナルの前プレス1

前節のチェルシー戦に引き続き、選手層的には格上相手に引きこもるのではなく、前に出て人を捕まえる守備を選択。

相手が5バックではなく4バックな点、逆にこちらは4バックではなく5バックだったこともあり、人の捕まえ方には変更を加えてきました。

5-4-1から前プレス時はオーバメヤンとサカ2トップ化し、その後ろでウーデゴールボランチから1列スライドロドリをマンマークスミスロウはSBのウォーカーを監視しつつ背後に構えるベルナルドにも対応できる立ち位置でその背後はジャカが守る形の5-1-2-2のプレスを採用。

アーセナルの前プレス2

シティはベルナルドの動きが秀逸でした。

ビルドアップが詰まっているとなるとスミスロウの脇から降りてきてフリーでボールを引き取ります。

スミスロウはウォーカーを見るタスクも兼ねていたため、あまりベルナルドにばかりついて行くことができませんでした。

そこで、オーバメヤン、サカ、ウーデゴールはそのままにスミスロウベルナルドを抑え、SBにはWBが縦スライドしてプレッシャーをかける形のプレスに変更。

左右のCBはWGに対してかなりしつこくついて行き、懸命に前を向かせない働きを見せます。

チェンバースはこの出足を潰す守備の緩さが目立ち、1点目もチェンバースの前に縦パスを入れられたところから始まりました。

一方、コラシナツはPSMでは4バックでも5バックの気分でやってそうな出足をのいい守備を披露、この試合に関して言えばそのタスクを及第点異常にこなせていたと思います(他のプレーが良かったとは言わない)。

ペップのプレス回避策

シティのプレス回避1

前述の通り、ビルドアップが詰まっているシーンではベルナルドが下りてパスを引き出すシーンが目立ちました。

プレッシャーをかけられたらレイオフで落として他のフリーな選手に展開、プレッシャーが来なければ自分で前を向き前進することでアーセナルを苦しめます。

また、スミスロウがマークにつくようになってからはウォーカーと入れ替わるようにサイドの低い位置でボールを受ける形も用意、この多種多様なビルドアップがアーセナルの前プレスに待ったをかけました。

ビルドアップにおけるGKの役割

チェルシー

チェルシーのビルドアップ

チェルシーは3バックが3バックとしてビルドアップし、3バックにプレスがはまっている時の逃げ道としてGKが後ろに控えていて、浮きがちなWBへのパス供給もできるという、3バック+1のような形になります。

マンチェスター・シティ

シティのビルドアップ

一方、シティはというと恒常的にエデルソンが3バックの中央のように振舞いビルドアップに参加することで、アーセナルはフィールドプレイヤー11人をフィールドプレイヤー10人で相手しているように感じたでしょう。

この試合、チェルシー戦よりプレスが甘いなと思いましたが、それもそのはず、GKに直接プレッシャーをかけられるシーンがほとんどありませんでした

まず、3バックに対して2トップという数的不利で、なおかつ同サイドへの圧縮ができる状況でもなかったから前に出られなかったのでしょう。

それから、オーバメヤンとサカGKのエデルソンから両SBへのコースを警戒するような立ち位置にいました。

仮に、ここからCBに寄ると直接SBにパスを通して2トップを置き去りにして一気に攻め込む体制に移ることが容易に想像できます。

実際、オーバメヤンが少し前に出ていたのを見逃さずにグラウンダーのパスでウォーカーにつなぐシーンがありました。

なら、GKに直接プレッシャーをかける?そうすれば、GK→CB→SBとつながれてプレス回避されるのが目に見えています。

結果、エデルソンは快適にビルドアップに参加していました。

ですが、この試合全くチャンスが無かったわけではありません。

回数は少ないですが、エデルソンに直接プレッシャーをかけてミスを誘発することに成功したシーンもありました。

19分のシーン

19分には降りてきたベルナルドスミスロウが絶妙な距離感でプレッシャーをかけて、エデルソンにバックパスで戻させます。

ゴールライン際でパスを受け取ったエデルソンスミスロウがそのままプレスをかけ、ここでも絶妙な距離感とステップであわやゴールというところまでこぎつけました。

…スミスロウ守備も上手過ぎでは…?

このシーンは平面のボードで説明するのは限界があるので、映像でスミスロウのプレスに行くときの距離感とボディフェイントとステップの巧さを見てほしい。

25分のシーンではジャカが前に出たことで一時的に数的同数になり、エリア内までプレスで押し込んでいき、エデルソンの縦パスをインターセプトし、シュートチャンスにつなげることに成功しました。

おわりに

失点シーンについては特に言うことはありません。

戦術同行以前の話になります。

競り合えない、なぜそこ通される、グリーリッシュに良いように弄ばれる右WB、1人少ないとはいえフリーであそこでシュート打たれたらどうにもならない、綺麗にマーク外されたね。

スミスロウはこの試合の守備で際立った点を紹介しましたが、攻撃でも1人でシティのプレスをかいくぐり懸命に攻撃機会につなげようとしていました。

また、序盤に何回か見せた右に人を集めてからのウーデゴールのサイドチェンジで左のスペースに展開してティアニーからのクロスを狙う形は良かったですね。

ただ、いつかのアレクシス・サンチェスのように闘志を全面に押し出し、勝利への貪欲さが伝わってくる選手が少ないことが残念です。

ノリッジ戦までにはメンタル面含めてどうあるべきか考えてきてほしいですね。

あと、残りわずかですが、右SBの補強だけは何とかして欲しいです。

そろいもそろってあの体たらくではとてもじゃありませんが見ていられません。

スパスィーバ

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