【考察】なぜこんなにもエジルは干されてしまったのか…?

2020年9月26日

 みなさんこんにちは。今回はカラバオ杯レスター戦のマッチレビュー…ではなく、そのレスター戦ではベンチ入りも期待されていた(というか私が期待していた)物の結局ベンチ外だったエジルに関してです。

タイトルの通り、エジルがなぜここまで干されてしまったのかを考えていこうと思います。

今回は主に、「上からの圧力」とみなさん聞き馴染みのある「戦術的な理由」の2つに分けて書いていこうと思います。まずは1つ目から

・上からの圧力

 はい、こちらは明確ですね。上からの圧力、つまりフロントからの指示だったり圧力とかですね。これに関してはコロナ禍での給与カットにも反対したという情報も出ていますし、少し前に公にフロントを批判していましたし、これだけでも上から「起用するな」的なニュアンスのお達しがあっても不思議ではありません。

 給与カット反対に関しては給与カット後の明細の提示が不明瞭だったためという情報も出てますし、そもそもエジルが慈善活動を行ってることもファンの間では有名な話です。

ですから、ファン目線からすればエジルの行動は一概には批判できません。ですが、フロント目線ではどうでしょうか?

背景事情がどうあれ公の場でフロント批判をしましたし、冬には中国のウイグル弾圧への抗議声明を出して波紋を集めていました。

その際アーセナルのフロントの対応は黙殺と呼べるものでした。そう考えるとフロント側としては早いところお払い箱にしてしまいたいという気持ちはあったのだと思います。

 昨年あたりからアーセナルのフロントはエジルを放出しようと躍起になっておりアメリカやトルコ方面、最近では中東にも売り込んでいたことからもその意志は明確でした。

ただ、エジル本人は契約が切れるまでアーセナルを離れるつもりはないようですのでフロントも強硬手段に出て「退団しなければこの状況のままだぞ」的な感じでしょう。ただ、それも移籍市場が閉まれば来夏までアーセナルに残るのは確定的ですし、そうなれば1年間全く起用しないというのはアーセナル側からしたら週給35万ポンドをどぶに捨てるも同然になります。

芳しくないアーセナルの財政状況でその負担は重いでしょう。そうなれば少しでも費用を回収したいと考える可能性もありますからここは移籍市場が閉まってからどうなるか見守ってみましょう。

・戦術的な理由

  エジルは批判されるときによく守備面だったり走らないといった点で批判が出てきます。ですが、エジルが守備ができない選手かと聞かれればそれに関しては断固としてNOと言いたいです。

エジルはサッカーIQの高い選手で、プレスに行く際もコースが切れてないとか攻撃時も走るコースがおかしいといったことはほとんどありません。それに、自身に課された必要なタスクをこなすだけの献身性も備えています。

図-1

 アルテタ就任からリーグ中断までは4-2-3-1のトップ下において絶対的な存在だったエジルは守備時は4-4-1-1のトップ下で中盤の選手へのコースを抑えながら同サイドに圧縮していく役割がメインで、その役割はしっかり全うしていました。

 では何が課題かというと、答えはシンプルでスタミナだったり強度の部分です。トップ下のポジションで絶対的だったとはいえ、この期間でも後半途中に交代する試合は結構多かったですし、少しさかのぼると、エメリ政権末期のレスター戦では3-4-1-2のトップ下で先発しレスターの4-1-4-1のアンカーのエンディディを抑える役割で後半途中まではその役割をこなしますが、試合終盤にはガス欠気味でした。

 例えば、19/20シーズンのCLで全員が惜しみなくハードワークをするサッカーで圧倒的な強さを見せたバイエルンのトップ下のミュラーは前からの守備に加えて必要に応じて最終ライン付近までプレスバックしてDFを助けていました。

 アーセナルではエースストライカーのオーバメヤンですら惜しみないハードワークをしていますし、全員に等しく守備でも呼応劇でも100%を求めていてそこに一切の妥協も許さないからこそ、この力でスペシャルな技術を発揮するエジルですが、守備の強度では100%を出し続けられるわけではないので現状の扱いなのだと思います。

 また、直近のカラバオ杯のレスター戦ではかなりローテーションをしてきました。そんな中でも細部まで機能したわけではありませんが(個々のクオリティの差はあったので)、チームの大枠としては機能したことからも「ヒト依存の戦術」から「約束事ありきの戦術」にシフトしていることを感じました。

フットボール批評issue29の中でらいかーるとさんも同じようなことをおっしゃっていました。

そうなると、アルテタのチームでスカッドに名を連ねるためにはボールプレイヤーである以前にチームプレイヤーである必要が出てきます。

少し話はそれますが、最近ペペよりもウィリアンが重用されているのも同じ理由だと思いますし、今のアーセナルでも有数のボールプレイヤーであるサカやセバージョスもボールプレイヤーである前にチームプレイヤーであると言えます。

・あとがき

今回は最近のエジルの扱いに思うところがありつつも、アルテタのやっていることは間違ってません。それは結果だけを見てもこれまでの試合内容の歩みを見ても間違いありません。だからこそ言葉にできないモヤモヤがあったので今回はそれを何とか書き出してみた感じです。

人間ですから、正しいと分かっていてもなかなか受け入れられないこともあります。だからこそ何とかして気持ちに折り合いをつけようと思った次第でした。

次回は普通にリヴァプールとのリーグ戦のマッチレビューを書く予定ですのでこうご期待!

スパスィーバ

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