【クラシックマッチレビュー】18/19プレミアリーグ14節アーセナル対トッテナム~カメレオンVSカメレオン~

 皆さんこんにちは!ついにプレミアリーグの再開が決まり、そして再開1発目はアーセナル対シティです、アルテタとペップの師弟対決です!激熱ですね。さて、今回はグラートバッハの試合ではなく5月31日にDAZNRe-LIVEでやっていた18/19シーズンプレミアリーグ14節アーセナル対トッテナムのノースロンドン・ダービーです。そう、前半に先制後リードを許してハーフタイムを迎えた所から後半に怒涛の反撃を見せて4-2の逆転勝利を収めたエメリアーセナルのハイライトの1つともいえる試合です。

・試合概要

スタメン

・得点
オーバメヤン(’10(PK),’56)ラカゼット(’74)トレイラ(’77)
・途中交代
’46ラカゼットinイウォビout ラムジーinムヒタリアンout ’71ゲンドゥージinムスタフィout

・得点
ダイアー(’30)ケイン(’34(PK))
・途中交代
’79ルーカス・モウラinソン・フンミンout ウィンクスinデレ・アリout ’82ローズinべン・デイビスout

・前半25分ごろまでの攻防

・アーセナルの前からの守備

 この試合のアーセナルは3-4-3の布陣で試合開始からかなりのハイテンションでスパーズにプレスをかけていました。前3人は2シャドーが中盤へのコースを切りながらそれぞれ対面のCBを注視、中央のオーバはアンカーへのコースを切ったり、2CB間を切ってサイドへの圧縮のスイッチ役となっていました。そして、両WBはかなり前まで出てきてスパーズの両SBに激しく行きます。スパーズのIHに対してはジャカとトレイラのダブルボランチがマンマーク気味に、極めつけはサイドに流れるFW(主にソンが左に流れる)に対しては3バックのサイドがこれまた激しいプレッシャーをかけてスパーズにボールを運ばせません。

・アーセナルの攻撃

 アーセナルの前半の攻撃において注目すべきポイントはシャドーとWBの関係性です。どういう事かと言うと、この試合の前半のサイド攻撃はシャドーとWBが肝でした。後ろを巧みに入れ替わりながら崩すシーンが多かったです。特に左は横、右は縦の循環がメインでした。

 そして、その目的は1人に2人を意識させることです。言い換えると相手に選択肢を絞らせないこととも言えます。先制点のPKを献上したフェルトンゲンのハンドを誘発させたFKのシーンはこの相手に絞らせない意識が詰まってるシーンに見えました。

 結果だけ見るとオーリエのトラップミスが原因に見えますが、このシーンではホールディングからコラシナツにパスが入った時にイウォビがコラシナツより内側のハーフレーン位置取りをしています。そして、オーリエはコラシナツに寄せたいが寄せればイウォビが空いてそこにパスを通されればより危険なシーンになっていたでしょう。こんな感じで相手に選択肢を絞らせず迷わせたからこそ誘発できたミスとも言えます。

・スパーズの守備

 スパーズの試合開始からの守備は4-3-1-2でプレスをかけてきました。2トップがアーセナルの3バックを追い回し、トップ下のデレ・アリがジャカについていました。最初はボールサイドのボランチにスライドするのかと思いましたが、ジャカへのマークと言った感じでした。WBに対しては基本的に左右のIHがプレッシャーをかけていました。また、エリクセンは状況次第でトレイラにもプレッシャーをかけていました。

 しかし、プレスがはまらないためサイドtoサイドで回してからシャドーに通されたところから展開されたり、大きなサイドチェンジで高い位置のWBに通されると一気にピンチになっていました。

・前半25分~前半終了

 ソンのドリブルでエリア内切り込んで倒されてPK与えられたシーン何回見直してもホールディングの足当たってないだろとか思ったりするんですけどそれはいったん置いときましょう。(VARあったら絶対PK取り消しだわ)

・改善されたスパーズの守備

 前半25分過ぎからスパーズはデレ・アリが右に出ていく形で3トップでアーセナルの3バックに数的同数でプレスをはめ、WBにはIHがしっかりつく形がメインで、シソコがホールディングに寄せ、デレ・アリが中盤へのコースを切り、オーリエがコラシナツに付く形も見せていました。総じて言えるのはマンツーマンをベースにした数的同数でのプレスを徹底してきたことが肝と言えるでしょう。

・スパーズのプレス回避方法

 前半途中まではスパーズは丁寧につなごうとしてアーセナルのプレスの餌食になっていましたが、途中からシンプルに長いボールを使うようになり、前半の途中からはスパーズの時間になりました。キーマンと言えるのはエリクセンソン・フンミンでした。エリクセンが降りていくことで数的同数ではめられていた後方にパスコースを作り出し、そこからの長いボールに反応したソンが抜け出して仕掛けることでチャンスをかなり生み出しているように見えました。

・後半開始~60分ごろ

・アーセナル2枚替え

 アーセナルは2シャドーを下げてラカゼットとラムジーを投入し、3-4-3から3-4-1-2にシステム変更しましたが、後方は依然として数的同数でプレスをがっつりはめられた状況で後半の立ち上がりはスパーズに主導権を握られる苦しい展開でした。

 しかし、苦しみながらもアーセナルは54分、ベジェリンからの長いパスがラカゼットがサイドに流れて空いたスペースに入り、そこに中央から一気に走りこんだラムジーが折り返してそれをオーバがゴラッソ!

 このシーンはスパーズの状況が好転したとき同様それまでとは違う距離感でのパスが功を奏した形となりました。また、交代が見事にはまりました。システムを3-4-3から3-4-1-2になり、そこにラムジーが入った事で、オフ・ザ・ボールの動きの良いラムジーがトップ下の位置で得点シーンのように空いたスペースに飛び込んでいくことで効果的な攻撃ができていました。

・後半60分ごろ~

・3-4-2-1へのシステム変更でミラーに

 ダイア―が一列下がり3バック化、前線はそのままの形で3-4-2-1(3-4-3)に変化し、前線の守備は数的同数ではめ後方は2トップに対して3バックで対応しようという意図でしょう。

・怪我の功名でシステム変更

 アーセナルは70分過ぎにムスタフィが負傷し、代わりにゲンドゥージが投入されました。そして、布陣は4-3-1-2になり、後方も数的優位を確保できる上にラムジーがサイドに流れてビルドアップを手助けできることからスムーズにボールを運べるようになりました。

 ゲンドゥージのミスからピンチになりましたがそれはレノの飛び出しで事なきを得ました。そしてその直後、オーリエからフォイスへのスローイン、ラムジーが猛然とプレスをかけてフォイスからボール奪取し、ラカゼットへパスを送り、ラカゼットのシュートはダイアーに当たりゴールに吸い込まれてアーセナル逆転!

 そして、その直後オーバのドリブルからトレイラが裏に抜け出し、ダイアーが前に出過ぎた守備もあり、きれいにパスが通り、トレイラがこれを決めてとどめの4点目!

4バックになった事のメリットは最終ラインで数的同数が解消できて相手のプレスが回避しやすくなったこと、トレイラ、ゲンドゥージが高い位置に出やすくなったため攻撃時に人数をかけられたこと、この2つだと思います。

・まとめ

https://www.sofascore.com/arsenal-tottenham/IsR

普段は、試合内での重要な動きだった李戦術的な事に注目するんですが、この試合は時間帯ごとでかなり違った顔をしていたので時間で区切ってみました。

 そして、ここでひとつエメリの問題点にも触れておきましょう。それは、数的同数のプレスのはがし方を仕込めていない点です。どういう事かと言うと、25分にスパーズが3トップではめに来たところから70分過ぎにムスタフィ負傷交代までの間はスパーズにきれいにプレスをはめられていました。そして、交代策ははまりましたが、配置のズレを使ったりでのビルドアップができていなかったことや、外で回すだけの通称U字ビルドアップなど、19/20シーズンに解任されるまで言われていた問題は表面化しなかっただけでこのころからあったように思えます。

・あとがき

 今回は久しぶりにアーセナルの試合を扱いましたがいかがだったでしょうか?やっぱり書き手としても熱の入り方が違いましたね~これはリアルタイムの試合でアーセナルの試合のマッチレビューを書きたいです!今回も良かったと思ってくれた方は拡散してくれたり感想をくれるとうれしいです!それから、批評がある方もどんどにってくれると勉強になりますのでどしどしください。それでは次回!

…あ、マッチレビューにはしませんが、今週やってたグラートバッハ戦も見ますので(笑)

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