【マッチレビュー】ドルトムント対バイエルン 攻撃時3-2-5の配置

 みなさんこんにちは!火曜に試合だったので水曜にはアップしたかったのですが、実生活の方(大学の課題)がやばかったので遅くなってしまいました。すいません。それでは今回はグラートバッハ戦…ではなくドルトムント対バイエルンの試合を振り返っていきましょう。

・スタメン

・両チームの基本的な戦い方

・バイエルン・ミュンヘン

 バイエルンは初期配置は4-2-3-1で、攻撃時は左SBのデイビスが高い位置を取り、ニャブリが中に入っていきゴールに近い位置でプレーし、対照的に右SBのパヴァールはあまり上がらず攻撃時は3バックの右のようにプレーし、右WGのコマンが大外に張り、ミュラーが結構自由に動き回る形で、攻撃時3-2-5のような形でした。

 画面下がデイビス、画面上がパヴァールのプレーエリアのヒートマップです。パヴァールもタイミングを見計らってコマンを追い越す動きも見せましたが、主戦場は低い位置のようでした。対してデイビスは高い位置でのアタッカーとの連携や突破を見せていました。また、自慢のスピードを活かして裏を取られた後の戻りの守備でも好プレーがありました。

・ボルシア・ドルトムント

ドルトムントは最終ラインの中央に君臨するフンメルスがサイドにボールを散らしたり攻撃に幅を持たせていました。また、WBが高い位置を取ると同時に、シャドウの選手が追い越す形や内側を走る形で走り込み、ボールを引き出す動きも見せていました。そうして、外からのボールに合わせるのが上手いホーランへボールを入れようとする形が目立ちました。また、カウンターで裏を狙う形でも惜しいシーンがありました。

・両チームの潤滑油

・トーマス・ミュラー

 前からプレスをかける際にはWGがWBを抑えながら3バックの一角に寄せていき、それに合わせてレヴァンドフスキとミュラーも寄せていきます。また、GKに戻された時にはミュラーがまずプレスをかけていきます。

 そして、下の図のように25分のシーンのように最終ラインまで戻ってきてボール奪取をするシーンもあります。

25分のシーン

 また、攻撃時はサイドに流れてコマンが中に入っていったり、レヴァンドフスキが空けたスペースにミュラーが斜めに走りこんで来たりと、スペースを提供したり使いあったりすることで、バイエルンの前線のポジションチェンジを円滑に進められていました。

そして、19分のニャブリのシュートシーンはサイドに流れたミュラーが起点になりミュラー→コマン→ニャブリの形でした。

・ユリアン・ブラント

ブラントの気の利いた降りてき方

 バイエルンは前で奪えないとなると4-4-2で固いブロックを築いて守ってきます。そうしてパスコースがなくなった時にブラントはタイミングとコース良く降りてきてパスを引き出し、シンプルに味方にさばくことでボールを前に進めていました。これは前節のグラートバッハ対レバークーゼンでハフェルツがやっていたことに似ていますね。

 また、降りてきてボールを受け、低い位置で展開力を活かしてパスを散らす動きも見せていました。

 それから、逆サイドまで持っていき、相手を引き付けてからパスを出し、逆サイドにスペースを提供したシーンのようにチームの攻撃全体を活性化させていました。

・キミッヒ-ミュラーのライン

11分のシーン

 デイビスが持ち上がってからのゴレツカを経由してキミッヒにボールが収まり、ミュラーが斜めに走りこんだタイミングにキミッヒの裏への浮き球パス、これはわずかに合いませんでしたが惜しいシーンでした。

 そして、このキミッヒの見事なループシュート!そのシーンに至るまでにドルトムントはかなり中央へのコースを封鎖していました。実際ほとんどシュートコースもなかったでしょう。しかし、ミュラーがコマンにパスを出すとそこから裏に走り出す動きをします、そしたらアカンジとフンメルスはそっちに注意がいき、キミッヒの前にわずかですがシュートコースが生じてそこをキミッヒが仕留めました。あそこであのシュートをキミッヒもすごいですが、ミュラーの動き出しはこのゴールを語るうえで欠かせないでしょう。(すでにいろんな人が語ってますが)

・サンチョinブラントoutという失策

 後半開始時にエムレ・ジャンinディレイニーout、サンチョinブラントoutと二枚替えを行ってきました。エムレ・ジャンは後半だけでロングパス7本(成功4本)を記録するなど活躍しましたが、サンチョは孤立する場面も多く、肝心のドリブルの切れも今一つでブラントを下げてまで起用すべきだったか疑問符が残ります。

 サンチョは見た目から中断前より丸くなった印象を受けましたが案の定動きに切れが足りませんでした。

 そして、後方からボールを引き出す際もパスコースを作るための降りてき方はブラントの方が上手いように感じましたし、実際左サイドにボールが流れて、バイエルンがブロックを作って守ってる際にサンチョは走り出すようなそぶりは見せましたが、パスコースは通ってないので出せないようなシーンもありました。ブラントなら降りてきてレイオフでWBかCHに繋いだりできたでしょう。

 ホーランが負傷し、レイナが投入されて、トルガンがCFに入って4-2-3-1の右にサンチョが入ってからはプレーにも幾分か改善は見られましたがトップフォームではない印象を受けました。

・最後に

  今回のデアクラシカーは再開後見てきた中では一番の好ゲームだったと思います。ドルトムントもいいサッカーをしますが、バイエルンが王者たるゆえんも同時に感じられました。そして、この両チームはやり方は違えど攻撃時3-2-5(3-3-4)の形になっていました。この形とチームの強さの関係もこの後他のチームを見て検証してみたいところです。

 今回の記事はいかがだったでしょうか。今回の記事もは拡散してくれたり感想や批評を頂けるとうれしいです。それではまた次回!

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