【マッチレビュー】アーセナル対チェルシー 意地と底力のドロー

 テスト勉強やばいですが、レポートも片付けて記事を書く時間も作れました~

というわけで、ビックロンドンダービーの分析です。

・試合概要

アーセナル2-2チェルシー(H)

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・得点

28分0-1ジョルジーニョ(PK)

63分マルティネッリ1-1

84分1-2アスピリクエタ

87分ベジェリン2-2

・途中交代

アーセナル

55分ゲンドゥージinエジルout 81分ホールディングinペペout 91分ウィロックinマルティネッリout

チェルシー

66分バークリーinコヴァチッチout 69分マウントinカンテout 79分バチュアイinウィリアンout

・普段と異なるメカニズム

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 これまでのアーセナルの代名詞の一つになりつつあったジャカの左CB化がこの試合ダビドルイスが退場するまでの間おそらく一度も見られませんでした。理由としてはおそらくチェルシーの4-3-3に対してビルドアップ時3-3-4(3-2-5)の形でアーセナルの後方からのビルドアップが数的同数以上ではめられるのを嫌ってのことでしょう。ですが、この試合序盤ベジェリンは久しぶりの出場という事もあってか低い位置でのプレーが多くを占めます。このせいかCB→ベジェリンのところでプレスをはめられて長いボールを蹴らされるシーンがありました。

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 次にエジルのポジショニングも普段とは異なるものでした。普段は右のハーフスペースや中央のレーンからパスで味方の攻撃を操ったり近い距離の連携からの崩していましたが、この試合で11人の間はボール保持時は中央付近にあまりとどまらず右の大外のレーンに流れて時折ペペとポジションを入れ替え右のハーフスペースに顔を出すくらいだった感じです。これは中央付近にとどまるとジョルジーニョはじめマンマークに付かれることを嫌ってのことでしょう。

・左サイドの攻防

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 左サイドのサカ‐マルティネッリの連携は試合を追うごとに精度を高めています。特にこの形の縦関係からマルティネッリやさらにここからサカに出してからのクロスは通ればチャンスになる形でした。

 

・10人での守備

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 ラカゼットがボールを追い、サイドは両WGが見る形でジョルジーニョにパスを出したところにトレイラが当たりあわやと言ったところでした。他にも、ラカゼットがプレスのスイッチ役になり連動してサイドからも寄せていきトレイラがボールの出た先に潰しに行く形で前からアグレッシブに行けるようになりました。

f:id:coffee20001113:20200122105142j:plain 自陣に引いて守る際はコンパクトな4-4-1を形成し、ハーフスペースに走りこむ選手に対しては両SHや同サイドのダブルボランチがついていく形で対応し、クロスはじき返す形で対応してました。2失点目のシーンはアスピリクエタが上手く死角から入ってきて決めた形で相手を褒めるしかないでしょう。しかし、それ以外ではよく守っていた印象です。

・マルティネッリ

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 同点弾のマルティネッリ独走弾。これはお見事の一言です。

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 試合通じてよかった点は図のような1人で2人抑えるようなカバーシャドウ(コースカットプレス)をできるようになっている点ですね。エメリ政権末期、ユングベリ暫定監督下ではただ一人走れていた選手ですが、無駄走りもありましたが、今は効果的な走りができるようになっている印象です。それでいて両チームトップの26回のスプリントを記録しているのは彼の長所でしょう。ちなみにペペのプレスも改善しているためこれはアルテタ監督が上手く仕込んでいるのでしょう。

・試合まとめ

 この試合はできれば勝ち点3をもぎ取り一気に差を詰めたいところでしたが、そうは問屋が卸さないという所か様々な不運に見舞われてしまいますが、底力を見せ数的不利の中勝ち点1を確保できたのは大きいでしょう。それに、試合の終わり方としてはアーセナルは勝ち点1を確保したのと、内容でも前からプレスに行けていてアグレッシブさも目立つポジティブな終わり方でしたがチェルシーからしたら結果も後を引きそうな終わり方ですし内容でも守り方等に粗がありどうなるかわからないのが現状です。

・移籍市場

 クルザワが夏にフリーで来るとかですが、ここ数試合のサカのプレーを見ているとポジショニングや守備の判断、クロスの精度には改善の余地がありますが、育てれば良いSBになる可能性も秘めていますし、高給で怪我が多くて上がったら戻ってこないクルザワは正直いらない気がします。

 喫緊の補強として必要なのはCBでしょう。現状ボールを出せるCBがダビドルイスしかおらず、どの試合でもダビドルイスにはプレッシャーを強めもう一人に持たせるシーンが多くあります。ブレイズ戦のパフォーマンスをムスタフィが毎試合できればいいのですが、それが不可能なことが証明されてしまいました。パスが出せるCBで比較的安価で獲得できる今名前が挙がってる中ではボアテングが獲得できればいいと思います。

・最後に

 ジェットコースターのような試合でしたね。しかし、分析としては今回は書いてていまいち手ごたえがありませんでした…スランプですかね。そんな私とこのブログですが、皆さんの拡散が力ですし、感想やアクセス数も多きなモチベーションですのでどしどし待っています。

 次は1月27日のFA杯4回戦ボーンマス戦の後の分析でお会いしましょう。

 

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