【マッチレビュー】アーセナル対シェフィールド・ユナイテッド 内容充実されど勝ち点伸びず

 レポートを急いで書いてマッチレビューを書く時間を何とかして作れました(笑)あと、ひらがなにすると伸びるらしいからTwitterの名前ひらがなにしてみました(笑)というわけでシェフィールド・ユナイテッド(以下ブレイズ)戦の分析やっていきましょう。

・試合概要

(H)アーセナル1-1シェフィールド・ユナイテッド

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・得点

45分マルティネッリ1-0

83分1-1フレック

・途中交代

アーセナル

74分エンケティアinラカゼットout

ブレイズ

56分シャープinムセout 67分ロビンソンinランドストラムout 76分ベシッチinバシャムout

・ブレイズの狙い

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 ブレイズは守備時は5-3-2で守り、特に前の3-2が中央を封鎖していました。この3-2で中央に蓋をされたアーセナルはビルドアップを阻害されてショートパスで前へ運べず長いボールを蹴らされたり無理な縦パスを通そうとしてひっかけてしまいそこからカウンターを浴びる展開でかなり苦しい前半を過ごしました。ブレイズの攻めはシンプルで奪ったらサイドを駆け上がってクロスを入れるという形でした。その証拠にこの試合のクロス本数上位3選手はいずれもブレイズの選手でした。ですが、アーセナルの2CBは空中戦の強さには定評があり、ここ弾き返していました。

・ボール保持時3-3-4

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いつもの攻め込んだ際3-2-5ではなく3-3-4

 そこでアーセナルはボールを持ち、攻め込んだ際にはいつものようにジャカが左CBの位置に落ち、3バック化する手法を用います。ですが今節は少しメカニズムが異なりました。普段はコラシナツが相手の最終ラインやライン間(MFとDFラインの間)に位置取り3-2-5のような形で5レーンを埋める形でダビドルイスやジャカからのロングフィードを引き出していました。ですが、この試合サカは7そこまで大胆なポジショニングではなくサイドに張ってもMFの手前に位置取り3-3-4のような形を取っていました。これがアルテタの指示なのかサカがコラシナツほど高い位置を取る勇気がなかったのかはわかりませんが、後方で数的優位を保てるようになりました。また、マルティネッリ都の縦関係には可能性を感じるものがありました。

 また、この日はエジルが頻繁に左のハーフスペースに顔を出しサカ、マルティネッリとトライアングルを形成し、逆にラカゼットがビルドアップ時右よりで低い位置まで降りてくるシーンが目立ちました。12分の右サイドでラカゼットが下りてきてペペが裏に飛び出してチャンスになったシーンのように機能していたのは評価できます

 しかし、やはりサカがライン間で受けてくれればという感じだったところで先制点が良い形で生まれます。

・先制点f:id:coffee20001113:20200119100644j:plain

 先制点のシーンはサカが高い位置で持ったところからエジルに預けエジルとラカゼットのワンツーでエジルのスルーを受けたサカのクロスがディフレクションをしたところにマルティネッリが上手く詰めてゴール。ウェストハム戦もそうですがこれは天性の嗅覚というべきでしょうか。しかし、その前のエジルとラカゼットのワンツーのように近い距離で連携を取れるとよりエジルのアイディアが生かせますね。

 しかし注目すべきはその前段階。なかなかショートパスの連携で崩せない中、先制点の少し前あたりからブロックの外で回しながらエジルやラカゼットへの楔のパスを狙い、ロストしても即時奪回し、ボール保持に繋げていました。ブロックの外で回してるだけじゃ意味ないじゃんと思う方もいるかもしれませんがサカがMFの手前で受けるだけではその通りかもしれません。ですが、そこからドリブルで仕掛けたりライン間で受けるようになったことで中盤3枚の間が空くようになり、5-3-2のブロックの中にパスを通しやすくなりました。その後の即時奪回はアーセナルの今のモチベーションを表しているような感じです。

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・後半になり改善した点と課題

 前半も後半もブレイズは5-3-2でしっかり守り、特に後半はジャカとダビドルイスがボールを持つとプレッシャーが増しました。一方ムスタフィがボールを持った際はある程度の持ち上がりを許したことからチームの約束事としてジャカ、ルイスは自由にさせないということがあったのでしょう。アーセナルのボールの供給源を理解した良い作戦だったと言えます。結果アーセナルは5-3-2で中央を封鎖されビルドアップを阻害され、効果鉄器な縦パスの供給源も封じられたことで苦し紛れのパスを出し、インターセプトされ危険なシーンが見受けられました。

 しかし、この日はムスタフィが一味違いました。空中戦では安定した強さを披露し、ミスも前半に1回あった位かなというくらいに安定しており、なによりえぐいくらいにきれいなサイドチェンジや縦パスを披露していました(毎試合これくらいのパフォーマンスを見せてくれるならレギュラーになれると思うんですけどね…)。後半はショートパスに固執せず意図あるロングボールも使えていたことにより前半よりアーセナルのペースで試合を運べたように映りました。また、ブレイズがリードされて前からプレスに行かなければならない状況になったこともアーセナルに有利に働いたでしょう。

 しかし、この押し込んでる時間帯に追加点を奪えなかったアーセナルはラカゼットが退いてエンケティアを投入したあたりから風向きが変わります。近い時間帯にブレイズも選手交代をし4-3-1-2に変更していたようにも見えました。これもブレイズ側に傾いた理由でしょう。トレイラが蹴りだしたボールが相手に当たり自陣で相手にボールを渡した形になり、慌ててトレイラが飛び出すもかわされ、そのあとのスライドも追いつかずクロスを上げられ、最後はフレックが難しいボレーを決めて同点としてしまいます。

アーセナルのこれからの課題

エジルまでボールを繋げない時どうするか

 前半途中までがそうだったようにエジルにボールを繋げないと中々攻撃の幅が広がらないが、その後の時間は先制点や点にはつながらなかったもののマルティネッリへのスルーパスなどアタッキングサードでのクリエイティビティやパスセンスでは頭一つ抜けておりエジルバイタルエリアでボールを受けると期待感が違います。ですので、エジルに繋ぐための引き出しを増やすか、それ以外のアタッキングサードでの崩しのバリエーションを増やすなどが必要でしょう。

・自分たちの時間帯に追加点を奪えない

 勝ちきれない原因の大部分を占めていますね。こればかりは個人の技量や戦術の練度にかかってくるでしょう。形はいろいろ作れているので最後の一押しが必要なのが現状です。

・有効な交代策が打てない

 これはアルテタの問題というよりアーセナルスカッドの問題でしょう。この試合交代カードを一つしか切っていません。ですが、〇保監督と同じじゃないかと言ってはいけません。あっちは打てる策があるのに打たないのであって、こちらは打てる策がないのが現実です。同点にされる直前ゲンドゥージが準備をしていましたが同点にされこの交代カードは切られませんでした。ゲンドゥージは人に強く行けるのと走れるので試合を終わらせるために投入したかってのでしょう。また、エンケティアが悪いわけではありませんがその交代からプレスが聞きにくいのも事実です。ラカゼットエジルトレイラジャカダビドルイスとフィールドプレイヤーでセンターラインが替えの効かない存在でベンチに代わりになれる選手がいないので結果交代しないという策になってしまいます。

・最後に

 アルテタ就任後公式戦2勝1敗3分と思うように行きませんが内容は明らかに向上しています。ですので長い目で見ていきたいですね。いずれ結果はついてくると思っています。(あとは我々FAに嫌われてませんかね)

・雑記

 ここからは試合とは関係なくTwitterで先日見かけた記事に関して思うところがあったので戦術どうのこうのと言ったところの自分の考えを書いていきます。

 自分は今までゴールとかエジルがボール持った時とか局面的にしか楽しめてませんでした。そりゃあ戦術とか知らなかったら後方ンビルドアップの時間とかは魅力に欠けるでしょう。ですが、戦術を知ると90分フルで楽しめます。それはピッチで起きてることがどうしてそうなるのかに理由づけができるからだと思います。現地ではそんな小難しい言葉が使われていないとありましたが、向こうは文化に根差しており経験と肌感覚でどうすればいいかが見えているのと現地のスタジアムなどで熱狂しながら見ていれば90分熱狂できるでしょう。以前読んだウルトラスの体験記の記事を読んでいてもスタジアムと一体になり熱狂しているのが伝わりました。ああいう楽しみ方も一つですし素直に憧れました。

その記事のリンクを貼っておきますので良ければ読んでみてください。全5回の連載 夢中に読んでました↓

https://number.bunshun.jp/articles/-/842066

 現地では昔からわかっていたとしても、それを言語化することで今までその世界に踏み込んでなかった人も勉強できるのが戦術の言語化のメリットだと思っています。

 今日は長々とお付き合いいただいきありがとうございました。次はビックロンドンダービーのマッチレビューでお会いしましょう。この記事は皆さんの拡散や口コミが大きな力であり、中の人のモチベーションにもつながるので拡散や感想楽しみにしています。

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