【マッチレビュー】アーセナル対サウサンプトン 辛うじて屈辱の敗戦は免れるも改善の兆しの見えない無策ぶり
代表ウィークでも代表ウィーク明けても関与句の采配に失望しなきゃいけない日本人グーナーの皆さんおはこんばんおはこんばん!
スパーズ戦、アーセナル戦、シティ戦と立て続けに見てたら2試合目だけく〇試合でしたw(シティ戦の途中から記憶がない・・・)
というわけで今日はサウサンプトン戦のマッチレビューと改善案の二本立てです。
・総評
今日のアーセナルは前節に引き続きエジルトップ下の3-4-1-2で入りました。セインツが4-4-2を敷いてきたこともあり守り方も2CBに2トップがプレスをかけエジルが中盤へのパスコースを抑える形でした。全くプレスははまらないんですけどね。2トップ+エジルに状況に応じてトレイラかグエンドゥジが寄せていきサイドに流れたらWBが寄せる形でした。でも守備時はあくまで5バックのような感じでした。
ビルドアップは左右のCBが持ち上がったりダビドルイスのロングフィードは良いんですけど、各駅停車のパスでサイドに流れてプレスはめられる形が問題なのとWBの突破の際のサポートの少なさも気になりますね。前向きにワンツーなどできる距離に見方がいなくWB→サイドに流れた2トップの一角で縦に繋いで結局そこで奪われたり問題が多いです。
そして守備が緩くまた、後方でのロストも多くそのため毎試合のように繰り返される被シュート数20超えです。
そしてこのパス本数からわかるようにパス回しが前に進まず戦術的にアタッキングサードに侵入できないのも問題です。
そしてそんな中エジルは両チームトップのチャンスメイク数と同最多タイのクロス数を誇り、攻撃におけるエジルの重要性を物語っています。今季ここまでは消える試合というのはありませんし12月に続くビックマッチでも気を吐いてくれるでしょう。
・前半
前半は開始早々クイックリスタートから失点しまいます。レドモンドが倒されたとこからバートランドがクイックリスタート、イングスがエリア内に持ち込みシュートを決め先制。オフサイドにも見えましたがソクラティスが残っていました。ですがこれはまあ仕方ないです。
それよりもその前のアームストロングのファーストシーンのような低い位置でのロストからのピンチが散見された方が引っかかります。ビルドアップで上手く高い位置まで運べずロストするのもですし、高い位置まで運べないためエジルやラカゼットも低い位置でのビルドアップにも参加、それにより尻重になり攻撃の迫力も半減してしまいます。
それからWBの突破が止められ、手詰まりになった際2トップの同サイドが流れてきてパスを受けかわすこともありましたがそうなった時に中に入っていく選手がいないのも問題ですしトレイラはそういう攻撃的な役割は得意ではありません。それと、人を動かして位置的優位を作るということもしません。ですから、ボランチやエジルがサイドに流れて数的優位を作る必要があります。それができたのが同点弾のシーンです。
このシーンはグエンドゥジの縦パスをオーバメヤンがフリックしそれを受けたエジルがティアニーにパス、ティアニーがエリア内マイナス気味でフリーだったオーバメヤンにクロスを上げ、オーバメヤンがシュートこれはDFに当たるもこぼれ球をラカゼットが広い反転シュートし同点。このシーンはオーバメヤンがフリック後エリア内で良い位置取りだった事とエジルがここで受けたことでティアニーが1対2を強いられなかったことが大きいです。他にもエジルがバイタルエリアで受けドリブルしティアニーに流したシーンなど、エジルがサイドに流れてサポートしたりエジルのスルーパスにWBが抜け出し折り返しをエリア内で2トップが受ける形は今のアーセナルの攻撃でラカゼットやオーバメヤンの理不尽ゴールでない再現性のあるゴールだと思います。
・後半
後半はペペを投入し4-2-3-1にシステム変更、これにより5レーンを上手く仕え、なおかつ攻撃がスピーディになりました。
図のように5レーン理論のハーフスペースにWGが侵入し大外のレーンをSBが上がりエジルがさまざまな局面に顔を出しビルドアップに関与する形が作れていました。それからグエンドゥジが上がったティアニーの裏に落ちて(クロースロール)パスを散らしたり適材適所になりました。
後半最初のチャンスもエジルのスルーパスを大外駆け上がったティアニーが受けクロスを上げ、ファーサイドのペペがポスト直撃のボレーシュートでした。このシーンは中央のエジルから大外を使い、最後はエリア内に3人入ってきてました。
しかし、ティアニーがPK献上してしまい、PKはレノが止めましたが、こぼれ球を押し込まれ勝ち越しを許します。その後ウィロックとマルティネッリを投入し3-2-3-2(3-2-1-4)のような形で攻め立て後半ATにマルティネッリのクロスをラカゼットが決めかろうじてドロー
・改善布陣案
1:攻撃時3-4-1-2守備時4-4-2案
アーセナル対サウサンプトン戦の前にモウリーニョの初陣のスパーズ対ウエストハムを見ていたらスパーズが4-4-2と3-4-3の可変を使ってましたがアーセナルで3-4-3をやるとアンバランスになるので攻撃時はペペが高い位置をとり、サイドから仕掛け、中盤でエジルが攻撃のタクトを振るいティアニーが大外からクロスを上げエリア内でツートップが仕事をする形です。
2:攻撃時4-2-3-1守備時4-4-2案
これはこの試合で後半頭からやっていた形です。攻撃は後半になって改善していたのでそのまま採用し、守備時はエジルが中盤へのパスコースを消しながら寄せても4-4-2(4-4-1-1)で今のアーセナルは同サイド圧縮はシティやリヴァプールのように早くないので、それならシンプルにはめた方がいいと思ったからです。
・最後に
いつになったらフロントはエメリの限界に気づくのでしょうか。スパーズが勝ち、勝ち点差を詰められてしまい、もしマンチェスター・Uとシェフィールド・Uが勝利すれば、順位は更に落ちてしまいます。12月は上位対決が控えておりこのままいけばいくらエジルら攻撃陣が気を吐いてもサンドバックになる可能性が高いですし、せめて11月中にはエメリを解任してほしいところです。
今日はここまで、ではまたノーウィッチ戦後に。そして、良いなと思ったら拡散、購読登録並びに @coffee20001113 (Twitterアカウント)のフォローお願いします。
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エジルに見惚れてグーナーになった人。18/19シーズンから戦術ブログを開設してリーグ戦全試合のマッチレビューを投稿している戦術系グーナーです。
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