【マッチレビュー】アーセナル対ウェストハム~塩試合の中貴重な勝ち点3~
ワードプレス使おうと思ってもなかなか難しくて勉強中の中おはこんばんにちわ。12月にはアーセナルがCL出場権を狙える位置にいるなんて思いもしませんでしたね。ですが、現実に今その位置につけています。ここからは勝ち点の取りこぼしが許されない状況、まずはウェストハム戦のマッチレビューです!
・試合概要
・得点
78分ラカゼット1-0
・途中交代
59分ラカゼットinヌケティアout
69分ネルソンinペペout
89分ベジェリンinエジルout
81分ソウチェルinノーブルout
87分フェリペアンデルソンinフォルナルスout
90分スノッドグラスinボーウェンout
・ビルドアップにおける役割分担
以前はジャカは3バックの一角としてビルドアップ時にはふるまってましたが、最近ではより高い位置でのプレー回数が増えてきています。ですが、変わらないのはジャカの主戦場となるレーンははアルテタ政権の初期同様に左の大外のレーンかハーフレーンということです。エメリ政権ではジャカはアンカーの位置で起用されてましたが、アンカーだとジャカのプレス耐性の低さとスピードの無さが露呈するばかりでしたが、今の起用法ならそのどちらもあまり露呈することなく高いキック精度の左足でパスを散らすことができます。
そして、セバージョスは中央でのビルドアップを担当します。セバージョスのエジルやヌケティアへの縦パスは攻撃のスイッチになることも多くそこから攻撃が加速するシーンも多くありました。そして、縦パスだけでなく横や斜めのパスでも視野の広さを存分に披露していました。
ヒートマップでも2人の役割分担は一目瞭然です。
また、この試合のウェストハムは中央にボールがある時は4-4-2でがっつりはめにきていたため、セバージョスがダウンスリー(アンカー落ち)に近い形で降りていき数的優位の確保に成功しました。4-4-2でプレスがはまった状態では高い位置で奪われることもあり危険なシーンがありましたが、数的優位を確保した際はウェストハムのプレスのかけ方が不明瞭になったように感じました。
攻撃時に中央にいたセバージョスはこの試合、被カウンター時にも守備面で大きな仕事をします。前線からのプレスでコースが限定されていたとはいえ中盤のフィルター役として見事な働きぶりを見せ、結果として攻守にわたり見事なスタッツを記録しました。
Dani Ceballos for Arsenal against West Ham:
Most touches (121)
Most passes completed (86)
Most recoveries (14)
Most interceptions (6)
Most tackles (5)
Most fouls won (2)[@Squawka] #afc pic.twitter.com/zV500vlhP8
— afcstuff (@afcstuff) 2020年3月7日
・ソクラティス右SBのメリットデメリット
守備時には対面のフォルナルスやサイドに流れてくるアントニオの仕掛けに対して簡単にぶっちぎられるリスクが下がるのはソクラティス起用のメリットです。ここ数試合、ベジェリンはサンマクシマンをはじめ対面のアタッカーの仕掛けに対して後手を踏み、簡単に突破を許すシーンが多くありました。そこから決定機を作られるシーンもありましたしアーセナルの急所になりつつありました。その前はナイルズがザハを封殺したりしてた分余計に物足りなく感じました。
さらに、空中戦の競り合いで強く出れるのもソクラティスのメリットです。
このように、守備時は概ねメリットが多いです。ですが、攻撃面では・・・
攻撃時に上がってきてほしい時、場所にソクラティスは全然上がってきません(そもそも元がCBの選手にタイミングのいい上がりを期待する方が無茶なんですが…)。ソクラティスが上がってこないと、右のハーフスペースを使う選手がいなくなり、エジルがそこに下りてきてそこからエジルが展開するシーンが目立ちました。こうなるとバイタルエリアでパスを散らす選手がいません。セバージョスが高い位置を取って何とかしようとしますが、4-4-2で引いて中央を固める相手に1人で崩させるのは酷というものです。
このように、ソクラティスが上がらないがゆえにエジルがサイドに流れざるを得なくなるのはソクラティス右SB起用のデメリットです。
・先制点
サカの仕掛けからオーバメヤンのシュートはブロックされるもそのこぼれ球にエジルが抜け出し頭で繋ぎラカゼットのゴール!エジルの今シーズン2アシスト目、ラカゼットの今シーズン7ゴール目を記録しました。一度はオフサイドフラッグが上がりましたがVARの末オンサイドの判定、ゴールは無事認められました。長いシーズンVARや審判がほとんどの場面でアーセナルを落としてきましたが、今シーズン2度目のVARに感謝する場面がやってきました(一度目は年内のユナイテッド戦のオーバメヤンのゴール)。
・最後に
この試合は決して内容は良くはありませんでした。ですが、17/18シーズンのシティも今シーズンのリヴァプールも決して連勝中すべての試合が内容も良かったわけではありません。ですが、そんな中勝ち点3を拾うことが大事だと思います。塩試合の中得たこの貴重な勝ち、次のシティ戦に向けて弾みはついたと思います。
今回もここまで読んでいただきありがとうございました。感想、拡散はめっちゃうれしいのでどんどんお願いします。
ごめん、CLアトレティコ対リヴァプールは見れません。アーセナル対シティを見ます。アーセナルのCL出場権に向けて大事な一戦です。……本当は、CL2ndレグが恋しいけれど、でも今はもう少しだけ、知らないふりをします。この試合も、きっと来季のアーセナルのCL出場権に繋がるから#COYG
そして、延期になったシティ戦が水曜という事でCLアトレティコ対リヴァプール2ndレグのマッチレビューは遅くなるかお休みするかもしれません。
では、次回、シティ戦後に会いましょう!
エジルに見惚れてグーナーになった人。18/19シーズンから戦術ブログを開設してリーグ戦全試合のマッチレビューを投稿している戦術系グーナーです。
ディスカッション
コメント一覧
ソクラティスの右SB起用の攻撃面のデメリットはご指摘の通りと思います。守備面については、あっさりサイドを明け渡し、中途半端なポジショニングでクロスを簡単にあげさせていたので、ほぼデメリットしかなかったと思います。チームで右SBのレギュラーに据えるべきはナイルズだと思いますが、何かしら起用できない理由があるんでしょうね…。
一介のグーナー >>ナイルズに関してはアルテタのコメントからして、練習態度なのか練習強度なのかが物足りない感じらしいです
レビューお疲れ様です
試合を見ていてソクラテスSB起用はデメリットが大きすぎると感じました。
ソクラテスのサポートするためにエジルが右サイドへ流れると、空いたセンターのサポートをオーバメヤンやエンケティアがしなければならず、サカがクロスを上げてもPAに人が足りなくなったり、右で作って左で崩す流れそのものが途切れたりで、シュート数が少ない原因になっていたと思います。
守備のリスクはあってもベジェリンやセドリックを使って攻めてほしいです。