【クラッシックマッチレビュー】08/09プレミアリーグ第34節アーセナル対リヴァプール アルシャビンがアンフィールドの歴史に名を刻んだ日

2020年4月9日

 試合のない暇な日常を皆さんいかがお過ごしでしょうか?今回はDAZN Re-LIVEで4月3日に放送された08/09シーズン第34節リヴァプール対アーセナルのマッチレビューをしていきます!題して、「Classic Match Review」

・試合概要

アーセナル4-4リヴァプール(H)

36’アルシャビン1-0

49’1-1フェルナンド・トーレス

56’1-2ベナユン

67’アルシャビン2-2

70’アルシャビン3-2

72’3-3フェルナンド・トーレス

90’アルシャビン4-3

90+3’4-4ベナユン

スタメン

・アーセナルの基本戦術

 アーセナルは2トップが縦関係気味になる4-4-2が基本布陣でした。この試合、守備時はベントナーがCB間を切りながら寄せ、セスクがボランチにマークに付き同サイドに圧縮していくか、4-4-2の2トップがフラットになり中央のコースを塞ぎソリッドなブロック形成して守るかでオーソドックスな守備を敷いていました。

 攻撃時は少ないタッチ数でパスを回しながら選手同士がポジションチェンジを繰り返しながら前進していきます。特にナスリ、アルシャビン、セスク、ベントナーの前線4人は流動的で、ポジションを入れ替え様々な局面に顔を出して魅力的な攻撃を展開するまさに"Wenger Ball"です。

守備時4-4-2(4-4-1-1)

高いインテンシティと一瞬の隙

 この試合、ビックマッチらしいインテンシティの高さと切り替えの早さは現代のサッカーと比較しても遜色ないものでした。そして、この試合は見出しの通りインテンシティの高さと一瞬の隙が試合の、特に70分手前までは大きなカギを握ることになりました。

ボール奪取からの好連携で先制点

 マスチェラーノにボールが入ったところで判断が遅れた所でナスリがボール奪取、ドリブルで時間を作り、その後ろから裏に飛び出したセスクへのパス、セスクのマイナスの折り返しをアルシャビンが突き刺し先制点。アウレリオからマスチェラーノにボールが入った瞬間にセスクが寄せナスリが奪ったところから攻めに転じ瞬く間に先制、攻撃側の切り替えの強度と守備側の隙が試合の分岐点でした。

アーセナルのクリアミスからの同点弾

前半はアーセナルのリードで終えましたが、後半に入ってすぐアーセナルのクリアミスがカイトの下に渡り、カイトがクロスを入れ、トーレスがヘッドで叩き込み同点としました。このシーン、トーレスのポジショニングが見事なものでした。ファーサイドからクロスが入るタイミングでマイナス気味にポジショニングを取り直して距離のある所から高い打点でヘディングで決めました。

ハイプレスからの勝ち越し弾

 ベナユンがシルヴェストルにハイプレスをかけGKに戻すとファビアンスキからギブスへのパスがずれた所にトーレスがプレスをかけ、ギブスが蹴り出したところをカイトが回収、ドリブルで仕掛けクロスを入れると、エリア内に走りこんでいたベナユンがDF2人に寄せられながらも押し込み勝ち越しを決めました。ハイプレスをかけミスを誘いそのミスを突いての勝ち越し点、高いインテンシティと一瞬の隙。

アルシャビンの強烈ミドル

 ゴールキックをアルシャビンがヘッドでつなぐもキャラガ―の下に、キャラガ―がヘッドでアルベロアにつなぐもここでアルシャビンがボール奪取、そのままドリブルで持ち上がり強烈なミドル。

・お見事アルシャビン

アウレリオのクリアがアルシャビンの足元に

 ナスリがバイタルエリアまで持ち上がり、アルシャビンとのパス交換を挟み左サイドに流れたナスリがクロスを入れるもベントナーには合わずアウレリオがクリアを試みるもアルシャビンの足元にクリアボールが収まりそれを決め再びリードを奪います。

アルシャビン全力疾走からのゴール

 計8点が入ったこの試合のアルシャビンのゴールの中でもアーセナルの2点目かこのゴールはこの試合のベストゴールと言えるでしょう。リヴァプールのCKをファビアンスキがパンチングではじき出したボールをウォルコットがドリブルで持ち上がりその横をパスが来ると信じて全力疾走してきたアルシャビンにパスを出し、それを受けたアルシャビンがトップスピードのままドリブルでエリア内まで持ち込み飛び出してきたGKのニアをぶち抜くシュートを決め試合を決定づけた・・・かのように思われました

・激戦終幕

大事な試合で決める男ベナユン

 が、この試合はこのままでは終わりません。リードを奪いベントナーをティアビに代え試合を締めにかかるアーセナル、5分と表示されたアディショナルタイムの半分が経過した所で試合が再び動きます。

 アディショナルタイムに入ってからは仕掛けるリヴァプール凌ぐアーセナルの構図で時間が経過します。CKではGKのレイナも上がってきてゴールを奪いに来ますが、水際でしのぎますが、アーセナルはロングカウンターに打って出ようとするもハーフウェイライン手前でシャットアウトされてしまいそんな中シャビ・アロンソのサイドチェンジをマスチェラーノが頭で折り返しバベルが競り合ったこぼれ球をベナユンが押し込んで同点とします。その後はアーセナルもゴールに迫り、セスクが抜け出しゴールを決めかけるもオフサイドとなり試合は4対4のドローで終了。

・”フェルナンド・トーレス” ストライカーとしての在り方

トーレスのドブレーテ

 3対3の同点にするトーレスのゴールは見事なものでした。左サイドの崩しからリエラのアーリークロスをトーレスがシルヴェストルを背負った状態でぴたりと収め、キックフェイントを挟んでシルヴェストルをわずかに置き去りにしたとこからのシュート。ファビアンスキも触りましたが及ばず、トーレスはこの試合ドブレーテを達成。シルヴェストルも必死に食らいつきプレッシャーをかけましたが、リエラからボールが入ったところからわずかなスペースだけでやられてしまいました。

トーレスの得意な左から切り込んで右足でのシュート

 キャラガ―からのロングフィードをサニャと競り合いそのこぼれ球からワンタッチでコロ・トゥーレをかわし右足での得意なシュートの形に持ち込んだ試合開始直後のシーン。味方のサポートを待たずに仕掛ける姿勢、そして他のシーンでも自分で打てると判断したら強引でも打ちに行くエゴイズム

 ストライカーとしての在り方を体現したように感じました。

・総評

  約10年前の試合でしたが、グーナーとしてはこの歴史に残るような試合を存分に楽しめましたし戦術的にも切り替えの重要性を感じられましたし、攻撃時のポジションチェンジと流動性は今のシティなどほどの規則性こそありませんがアーセナルらしいと言いますか、選手同士のフィーリングでの共通理解から来る少ないタッチ数での連携は当時のほかの試合を観た感じでは先進的に感じました。

・あとがき

 今回のClassic Match Reviewいかがだったでしょうか。このサイトでは初めての試みでしたが書いてると戦術的に昔の試合からの発見が有ったりして楽しかったです。肝心の記事の内容の方はいかがだったでしょうか?良いと感じたら拡散してくれるとうれしいです。そして、感想、意見、批判はお待ちしておりますのでどしどしください。次回は・・・何を書くかは未定ですが最低週一、もしくはそれ以上のペースで更新するので楽しみに待っていてください。

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