【考察】ティ―レマンスvsミリンコヴィッチ=サヴィッチ

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ジェズス獲得が発表され、ティ―レマンス個人合意でレスターは3000万ポンド払えば引き止めない様子なので、ティ―レマンス獲得秒読みかと思われていましたが、そこから進展も正式なオファーもなし、その間にリールのオナナ、ラッツィオのミリンコヴィッチ=サヴィッチ獲得のうわさが出てきた。

特に、ミリンコヴィッチ=サヴィッチとティ―レマンスはアーセナルが獲得した場合はどちらも左IH(ボランチ)での起用が想定されるため、ここは二者択一だろう。

ということで、ティ―レマンスとミリンコヴィッチ=サヴィッチを比較していこうと思う。

ティ―レマンスのプレースタイル

ティ―レマンスの21/22シーズンのプレースタイル

DMとCMでプレータイムが分かれているが、基本的には4-2-3-1のダブルボランチの右でプレースタイルもある程度同じなので、必要以上に気にする必要はないでしょう。

空中戦の数値がDMになると下がっているのは比較対象が変わったことによる影響だと考えられるため、これもスルーして問題無いが、ゴール期待値が上昇している点は少し覚えておきたい。

プレースタイルはシュート意欲がかなり高いことと、ショートパスによるリンクアップよりもゴールに直結する長いパスを好む傾向が強い。

空中戦はオープンプレイ、セットプレイ共に中盤の選手としては強い部類に入るが、地上デュエルでは攻守ともに数値が低く、とりわけ非保持時の数値の低さが目立つ。

その一方でタックルなどの守備はできるようで、一概に守備が全くできないわけではない。

ティ―レマンスはIHやダブルボランチでプレー可能だが、試合でのボールを受ける位置を見るとベルナルド・シウバやデブライネのような2列目型のIHではなく、ジャカのように本職はダブルボランチでビルドアップ時には2列目と3列目を行き来できるタイプだ。

今オフに行われていたネーションズリーグのベルギー対ポーランドでのプレーを見る限り、相手の間で受けるのがとにかく上手い

相手の守備ブロックの間で受けることで強引な技術を披露することなく前を向き、そこからは持ち前の長いレンジのパスで一気にアタッキングサードまで放り込むことができる。

また、動き直しの意識も高く、パスが実際に出なくても自分がパスを出した後リターンを想定した動きを取れていることもかなり評価したい。

トーマスのように1人で前プレスの背後を制圧できるほどのカバー範囲とデュエルの強さは兼ね備えていないが、タックルやインターセプトもできるため、ESRとウーデゴールの2IHの背後をカバーするアンカーは無理だが、守備時ジャカとのダブルボランチになる前提のボール保持時のアンカーの役割はできるだろう。

ミリンコヴィッチ=サヴィッチのプレースタイル

ミリンコヴィッチ=サヴィッチのプレースタイル

攻撃への貢献度が高く、プレー精度は平均程度、守備は量ではかなりの高数値を記録し、質も平均程度に備えていて全体的に高水準だ。

リーグ戦11ゴール11アシストという成績も見事なものだ。

また、身長191cmなこともあり、空中戦意欲は高く、オープンプレイでもセットプレイでも空中戦ではかなりの強さを誇っている。

その一方でボール保持・非保持ともに対人戦の数値はかなり低くなっている。

しかし、守備の量と質からわかるように守備のタスク自体はしっかりやってくれるため、ティ―レマンスとは違うタイプで守備のタスクはしっかりこなしてくれるだろう。

そのため、2列目色が強いとはいえ、ボランチとしての守備タスクはこなせると考えている。

また、リンクアップの意識が極めて高いことと、エリア内への侵入意欲も高く低い位置での組み立てよりもエリア内にガンガン飛び込んでいくタイプだ。

そのため、空中戦の強さを生かしたヘディングや足でもクロスに合わせての得点も多い。

ミリンコヴィッチ=サヴィッチのオープンプレーからのシュートマップ

ミリンコヴィッチ=サヴィッチは2列目のでかくて上手い選手がIHをやってるタイプのIHで今のアーセナルにはいないタイプだ。

スミスロウも2列目がIHやるタイプでエリア内へも入って行けるが、スミスロウの良さは少し遅れてエリア内に入ることでマイナスのクロスに合わせたりこぼれ球に詰められることで、最前線に飛び込んでクロスのターゲットになれるミリンコヴィッチ=サヴィッチとは少し違う。

アーセナルに加入した場合、おそらく左IHでビルドアップ時は寄りライン間でのプレーに注力しファイナルサードではエリア内に飛び込んでクロスに合わせる役割になるだろう。

両選手の比較

スタッツ比較(ティ―レマンスの21/22と20/21、ミリンコヴィッチ=サヴィッチの21/22)

スタッツで見ると、前線にどんどん飛び込んでいく分ゴールやアシスト、チャンスクリエイトと言った数字が伸びやすいミリンコヴィッチ=サヴィッチと少し低い位置で受けてから長いパスでの組み立ても担う分、ゴールなどの数字が伸びないティ―レマンスという比較が分かりやすくなった。

ティ―レマンスはミドルシュートも得意だが、ミドルは年間10本20本決まるものでもないので、90分通してのプレーのエリアが数字に及ぼす影響は大きそうだ。

同じボランチ、IHと言っても2.5列目、3列目色が強いけど2列目の仕事もできるのがティ―レマンス2列目色マシマシなのがミリンコヴィッチ=サヴィッチという印象だ。

結論

アンカーの補強が不確定な現状はアンカーでのプレーの可能性を考慮した場合はティ―レマンスを優先してよいだろう。

この記事を書いている時点(7月8日)ではミランのベナセル獲得の噂も出ているため、アンカーはトーマスとベナセル、左IH(ボランチ)はミリンコヴィッチ=サヴィッチとジャカの2枚体制という形も想定できるが、ミリンコヴィッチ=サヴィッチの場合はよりライン間でのプレイが増えるWGは張った所での仕事が求められる。

そうなると、内側に入って良さを出すスミスロウWGで起用することが難しくなるかもしれない。

仮にこの位置にティ―レマンスが入る場合はティ―レマンスアンカーの脇まで下りてWGのスミスロウが中に入って左SBが上がるトライアングルの循環の頻度が増えてスムーズに行うこともできるだろう。

スミスロウを左WGで計算しているなら、プレーエリアの兼ね合いを考えてもティ―レマンスが左IH(ボランチ)の補強の最優先と考えていいだろう。

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