【マッチレビュー】ウルヴス対アーセナル「泥臭く勝ち切ることの重要性」

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ウルヴス0-1アーセナル

試合のハイライト

両チームのスタメン

両チームのスタメン+控え選手

ウルヴス
前節からのスタメン変更
ゴメス、モウチーニョ、ヌーリ、ファビオ・シウバ

サイス、マルサウ、トリンカオ、ラウール・ヒメネス

前節2対1で勝利したブレントフォード戦から4人のスタメン変更をしてきた。

アーセナル
前節からのスタメン変更
ホールディング、ロコンガ、スミスロウ

セドリック、トーマス、ジャカ

76%のボール保持率を記録するも、決定機を決めそこないスコアレスドローに終わった前節バーンリー戦からは3人のスタメン変更を行ってきた。

ジャカ、トーマスが出場停止から開けたことでスタメン復帰。

冨安は以前負傷離脱中でその穴の埋め方に注目が集まるが、今節はホワイトをCBに戻し、本職SBのセドリックを起用してきた。

出場機会に恵まれないながらもプロフェッショナルな姿勢を貫いてきたセドリックにはぜひ少ないチャンスをつかみ活躍を期待したい。

どこまでついて行く?

ウルヴスの3-4-3に対して、アーセナルも前から3トップで捕まえに行く形を取り、高い位置からのボール奪取を狙う。

ウルヴスの3-4-3はダブルボランチのデンドンケルとネヴェスが横関係ではなくネヴェスがCBからボールを引き取りに降りる一方でデンドンケルはそこまで下りてこないのが特徴だ。

アーセナルはウーデゴールがデンドンケルを、ジャカネヴェスを監視するが、ネヴェスが頻繁に下りていくため、ジャカがついて行くが、どこまでついて行くかの判断で少し迷っている印象があった。

また、ジャカが前に出た背後のスペースにトリンカオが顔を出してライン間で起点になることで、守備ブロックの中にも起点を作ろうとしていた。

WBに対してはSBが前にスライドして対応するが、4バックの縦スライドの限界というべきか、シティのWGのように、高い位置で相手を押し下げるのではなく、少し低い位置でボールを受けるため、SBのスライドの距離が長くなることでスライドが間に合わない場面もあった。

また、シャドーが積極的にSBの背後を突くランニングを行い、CBを釣り出したところからのチャンスメイクが多かったのもウルヴスの攻撃の特徴だ。

アーセナルは左はガブリエウが対人守備で完封し、、右サイドはセドリックが釣り出される分ウーデゴールが低い位置まで戻る場面が目立っていた。

アーセナルのビルドアップ

ウルヴスの5-2-3の3トップの場合、CF-WG間が2つあり、トーマス1人で中央からの前進のコースを作るためにはかなりの運動量が要求される。

そこで、ジャカが比較的CBからのパスを受ける役割が2トップの相手の時と比べると、多いように感じた。

右SBにセドリックが起用されたことで、冨安起用時よりもSBが高い位置を取る頻度が増加し、サカが右サイドからの仕掛けを担い、その内外をセドリックが上がることで、この日は左よりも右で連携を活かした崩しが見られた。

ウーデゴールがサカの外を回るように動き、相手を釣る動きもしていたが、サカもウーデゴールも左利きのため、サカが引き付けてウーデゴールがクロスを入れるのが難しかっただろう。

その一方、セドリックはサカの外を上がってからのクロスで惜しいシーンを演出していた。

左サイドでは、マルティネッリが外から仕掛け、ティアニーがタイミングよくオーバーラップを仕掛ける形が多かったが、この試合で気になったのは、5バックが相手だったとはいえ、マルティネッリが裏を狙う動きが少なかったことだ。

そして、これはマルティネッリだけではなく、チーム全体に言えることで、裏を狙う動き出しが少ないため、5バックをずらせずに、苦戦しているように見えた。

その一方、ドリブルやSBのオーバーラップで最終ラインを押し下げて5バックでは手薄になりやすい最終ラインの手前にマイナスのクロスを入れてシュートを狙う形がしっかりと遂行できていたことは評価できる。

最近のアーセナルは、3トップで前からのプレスをかけていく相手に対して、ジャカやラカゼットが下がる一方で代わりに高い位置に行く選手がいないことで、後ろ重心になってしまうという傾向がある。

3トップの間にダブルボランチが立ち、パスコースを作るなら、最終ラインは後ろに残るのではなく、ボールサイドの選手は3バックの一角、逆サイドの選手は幅取り役になることでWGを中央にいれることで、2-3-5から3-2-5に可変する形も見てみたいものだ。

実際、スパーズ戦では冨安がボール保持時は右CBになりティアニーが高い位置を取る3-2-5でスパーズの3トップの守備を攻略している。

あと、この試合でもトーマスのボールを引き出す動きは安定していた。

おわりに

アルテタのこの日の交代策もいくつかの疑問符が付くが、それでもマルティネッリが退場した後すぐにホールディングを投入して5-3-1に変更したことは評価できる。

そして、ホールディングも起用に答えて19分の出場て9回のクリアを記録した。

一方、途中出場だが、プレスの緩さなどが見受けられたエンケティアはなぜ出番が与えられているのかが疑問だ。

左WG、CFなど、サカとは違う役割をペペに任せて起用してみるのも手ではないだろうか。

(いや、ペペもベンチで態度悪かったりしたけども…)

マルティネッリの退場はイレギュラーな事例ではあったが、それぞれのイエローカード自体は妥当と言えるので、この試合に関して、マイケル・オリヴァーにはとやかく言うつもりはない。

そして、決勝ゴールを決め、今季3ゴール目を決めたガブリエウは守備でも無類の強さを発揮し、ビルドアップ時は運んでよしロングパスよしでプレミアでも指折りのCBだと思う。

とにかく、苦しい内容をセットプレーからの得点で勝ち切るというムーブができたのは大きな収穫だ。

長いシーズン、すべての勝ちがプラン通りのものというわけにはいかない。

その中で、いかにプラン通りにいかなかった時に泥臭く勝ち点を拾えるかがTop4フィニッシュに向けて必要なことだろう。

次節ブレントフォード5バックのチームだ。

試合中の修正には難ありだが、試合を跨いでの修正には定評のあるアルテタが、今のチームの裏への意識の欠如をどうにかして修正してくれることを期待しよう。

スパスィーバ

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