【考察】アーセナルがヴラホヴィッチよりもイサクを狙うべき理由

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日本時間の1月30日の深夜に突如、イサクがロンドンでショッピングしていることが分かり、イサクにはバイアウト条項があることや、昨夏にロコンガが同様に加入直前にロンドンでショッピングを楽しんでいたことからイサク獲得の噂が再燃。

今冬のトップターゲットと見られていたフィオレンティーナのヴラホヴィッチのユーべ行きもすでに決定しており、CFでアーセナルが補強するならイサクしかいないという状況になっている。

イサクとヴラホヴィッチの比較

イサクとヴラホヴィッチのスタッツ比較(90分換算)
(左から20/21イサク、21/22イサク、20/21ヴラホヴィッチ、21/22ヴラホヴィッチ)

まず、イサクとヴラホヴィッチを比較して目立つのはヴラホヴィッチ左足でのゴールに特化している一方、イサク頭、右足、左足でバランスよく決めている点だ。

20/21シーズンのヴラホヴィッチは21ゴール中、18ゴールを左足で決めており、頭で2ゴール、右足で1ゴールとなっている一方、20/21シーズンのイサク頭で3ゴール、右足で9ゴール、左足で5ゴールとバランスがいい。

この図には載らなかったが、ヴラホヴィッチ20/21はPKから6ゴール21/22もすでに5ゴールを記録していることも左足編重の要因の1つだろう。

しかし、イサクは今季は4ゴールに留まり、うち1ゴールがPKということでゴール数が伸び悩んでいるのが懸念点だ。

また、今季のイサクは全て右足でのゴールになっている。

次に、ゴール以外のスタッツに目を向けると両者のスタイルの違いが色濃く出ているように感じる。

レイオフの成功数(Successful Lay-offs)が多く、パス本数も多いことから、中央で起点になれるヴラホヴィッチドリブル突破の回数(Take ons Completed)成功率(Take on Success %)の数字が高く、前を向いて仕掛けられるイサクは対照的な存在だ。

その中でも、イサクは昨シーズンは決して悪くないレイオフ成功数も残しているイサクだが、今季はゴール数同様にこの数字も低下している。

今のアーセナルのCFにはライン間でのプレーが多く求められるため、ポスト役も重要だが、前を向いて仕掛けられるかという要素も重要視したい。

イサクのスタッツ低下の理由

20/21シーズンのイサクのプレーマップ

21/22シーズンのイサクのプレーマップ

2枚の画像を比較すると20/21→21/22でエリア内でのシュートの割合が減少しているのが分かりやすい。

また、21/22シーズンは左サイドの深い位置でのプレーが増えているのも見て取れるが、これはオヤルサバルがトップ下で起用された試合で、左サイドに流れて起点になるしかなかったようにも感じる。

今シーズンのイサクが数字を残している試合のほとんどはダビド・シルバが起用されている、オヤルサバルが左サイドでプレーしている、もしくはその両方に当てはまる試合だ。

両者不在や、ダビド・シルバ不在の試合でオヤルサバルがトップ下を務める試合ではイサクもプレー位置を下げてチャンスメイクをする側に回っていることが20/21→21/22チャンスクリエイト数、ドリブル突破数の増加と突破成功率やゴール関連のスタッツの低下にもつながっているように感じる。

このことから、イサクのゴール数の減少は過度に心配する現象ではないと考え、獲得に向けての足かせにすべきではないと考える。

それに、今のアーセナルには左で幅を取るマルティネッリがいて、右からはサカやウーデゴールがラストパスも供給できることから、イサクが最も輝ける位置でのプレーが可能になるだろう。

あくまでもこれはデータとにらめっこした結果の推測なので、もし違う意見がある人はTwitterで言ってください。

偉大なるラカゼット

ラカゼットのスタッツ比較(左:20/21、右21/22)

昨シーズンのラカゼットは13ゴールを記録し、アーセナルに加入して以来、14ゴールを記録した1シーズン目に次ぐ数字を残した。

それも、短い出場時間でだ。

また、その中でもドリブル突破においてもチャンスクリエイトにおいてもレイオフ数においても高い数字を残した。

そして、今シーズンゴール、シュート以外では高水準のスタッツを残している。

ドリブル突破の成功数ではイサクに劣るが、それでもヴラホヴィッチ以上のレイオフ成功数を記録しながらイサクに迫るドリブル突破の成功数を記録し、突破の成功率においてはイサクを優に上回る数字だ。

実際、試合を見ていれば分かるが、ラカゼットはおしゃれなプレーも多い。

シュートの精度昨シーズンは70%を超えており、これは20/21、21/22のイサクもヴラホヴィッチも届いていない数字で、ラカゼットのシュート精度の高さがうかがえるが、その一方でシュート数そのものが少ないのがラカゼットの難点だ。

もちろん、昨シーズンはラカゼットのおんぶにだっこなビルドアップ、今季も序盤はウーデゴールの代わりにトップ下でチャンスメイクを担っていた試合が多かったこともあるため、一概にラカゼットが悪いというわけではない。

しかし、ウーデゴールがトップ下に入り、4-2-3-1からボール保持時は4-1-2-3に可変する今の形で、ベストメンバーの際はビルドアップ時のCFの負担も軽減されるため、イサクをこの位置で起用しても十分にやれるし、ラカゼットもバーンリー戦では決定機を逃してしまったが、今後、ゴール数は増えていくだろう。

おわりに

それから、左で幅を取るマルティネッリは斜めの動きでエリア内に飛び込むことが得意で、ウーデゴールやスミスロウも積極的に飛び込める選手になっているため、エリア内での仕事に注力するヴラホヴィッチよりも流動的動けるイサクの方が相性がいいように感じる。

イサクとウーデゴールのホットラインも楽しみだが、個人的にはマルティネッリとイサクの関係性にも注目したい。

オヤルサバルとマルティネッリは全くタイプの違う選手だが、イサクの外側でプレーし、イサクをサポートした(する役割を期待される)選手はイサクにとっては必要な存在だと感じる。

最後に関係のない愚痴を言わせてもらうと、イサク獲得のためにバイアウト条項を満たす額を払うとしたら、なおさら、ボランチの補強はリーズナブルに済ませたかっただろうし、なぜザカリア獲得に動かなかったのだろうか。

とにかく、冬の移籍市場も残りわずか、誰が来るのか楽しみにしておくとしよう。

スパスィーバ

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