【考察】サカのインサイドハーフ案
みなさんこんにちは!最近かなり暑いですね~
本当なら、ボルシアMG対バイエルンの大一番のマッチレビューを書いてからシティ戦の前までに練習試合での選手とそこから考えられる展望を来週の前半に出そうと思ってました。しかし、TwitterのTLがアーセナルの4-3-3案でにぎわってるじゃあありませんか!(笑)
どうやらこのツイートを発端としていたようです。それから先日のブレンフォードとの練習試合でのメンバーが中々に興味深いものでした。
ブレンフォード戦はこのメンバーでスタートしました。フラットな4-4-2と迷いましたが、サカが中寄りにプレーしていたので4-2-3-1と判断しました。ティアニーが戦線復帰したとなれば、サカのSBがひとまずお役御免なのも頷けます。しかしそうなると本職の左WGですが、こちらもライバルが多いです。欧州初挑戦のティーンエイジャーながら公式戦二桁ゴールを記録したガブリエル・マルティネッリと言わずもがなのアーセナルのエースストライカー、今季ここまで17ゴールを記録しているピエール=エメリク・オーバメヤンの2人とポジションを競うことになります。しかしここにきて新たなポジションで起用してきました。
先に貼った記事ではこの試合4-3-3を起用しており、サカはダヴィド・シルバのようになれるという旨を書いていました。(英語得意ではないので細部まで読みこめなくてすいません)
まず、サカにインサイドハーフが合うのか少し考えてみましょう。個人的にはいけると思います。理由として一番言いたいのはドリブルの質です。サカもドリブラーですが、サンマクシマンやアダマトラオレのようなドリブルはできません(極端ですいません)。それにアザールやネイマールとも違います。何が言いたいかというと、もちろんサカのドリブルはストロングポイントですが、上記の選手ほど相手をぶっちぎれるタイプではないと思うからです。
サカのドリブルの売りは柔らかいタッチとフェイント、そしてあの独特なリズムだと思います。そして、ニューカッスル戦のように狭いスペースを抜け出せる上手さがあります。ですので、インサイドハーフも合ってる印象です。それに、インサイドハーフからサイドに流れるデブライネロールのような形でサカのクロス精度も活かせます。
さて、ここからはアーセナルが4-3-3を用いてサカを左IHをこなすとどうなるかの案をいくつか考えていきましょう。
・今季やるなら案
ジャカのビルドアップ時左CB化や後方のビルドアップの頂点にセバージョスが来る形、オーバが中に絞って左SBが上がる形など今のやり方で生かせそうなところは引き継いでいく形です。右SBは中盤出身でボールも散らせて、守備時にも強さを発揮していたナイルズをチョイスしたいと思います(本人は嫌でしょうが)。
ちなみに、2月のエヴァートン戦のアーセナルの1点目(サカ→エンケティア)のゴールはこれに近いシーンでした。その際はオーバが相手SBをピン止めし、サカが大外を走っていました。そして、相手SHのイウォビはジャカに寄せるかサカに付くかの判断に迷い、結果ジャカにフリーでパスを出された上にサカに対して後追いの形になりきれいなクロスを上げられました。
話をサカのIHに戻しますと、パスが大外のティアニーに通れば相手SBはつられてハーフスペースに空白が生まれます。そこにサカが走り込みティアニーからのパスを引き出し、深くえぐったとこからのマイナスの折り返しを入れる形です。IH突撃やニアゾーンランと呼ばれる形ですね。
最後に、守備時の話をするとしましょう。守備時は左WGのオーバが前残りでラカと2トップの形を形成、後方では左IHのサカが守備時は左SHになり、ジャカとセバージョスがダブルボランチを組み、ペペはシンプルに右WGから守備時右SHになり、4-4-2の形にしました。シティは守備時はIHの一角のデブライネが前に出てWGが降りて4-4-2を形成するパターンもありますが、アーセナルで4-3-3から守備時4-4-2をやるならオーバを前に残す方が脅威になるのではと思いこうしました。
・おまけ(来季以降やるなら案)
黄色のところは今はいない選手です。
まず、アンカーにはトーマス・パーティは欲しいですね。ジャカの左足のキック精度は素晴らしいですし、弱点を起用法である程度カバーしています。しかし、それでもぬぐいきれない懸念点があり、パーティなら一気に解決できるレベルの選手だと思っています。ジャカに無い守備強度やプレス耐性の高さは魅力的です。
そして、右IH。セバージョスはレンタルバックでマドリーに戻ります。このポジションをフルタイムでエジルに任せるのは運動量や守備強度からして酷でしょう。ウィロックでもいいと思いますが、ここはお飲みを言わせてくださいまし。スミス・ロウがいいです!
守備強度が未知数ですが、創造性の面ではウィロックより上を行きます。
・最後に
急遽書くことにした今回の記事ですがどうだったでしょうか?あと、お気づきかもしれませんが、今回エジルの名前がほとんど出てきませんでした。そして提唱したいのは今季やるとしてもあくまでもエジルがいない時のオプション説です。4-2-3-1でエジルがいない時は今季はウィロックがトップ下を務めていましたが、創造性の面で物足りなさがありましたし、ウィロックは3列目のBtoBタイプの選手だと思っているからです。
あと、ナイルズの中盤起用やゲンドゥージの軽い守備とかその辺に関しては別途書きます。
それでは次回!
エジルに見惚れてグーナーになった人。18/19シーズンから戦術ブログを開設してリーグ戦全試合のマッチレビューを投稿している戦術系グーナーです。
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