【マッチレビュー】ブライトン対アーセナル~ヤンガナの躍動の継続

2021年1月7日

プレミアリーグ第16節ブライトン対アーセナル。

前節久しぶりの勝利を挙げたアーセナルはここでも勝利し開幕2節以来の連勝を飾り、復調の兆しを確固たるものにしたいところ。

相手はモペイがレノを負傷させ、試合後にそのモペイにのど輪をしてそこから干されたりある種の因縁の相手ブライトン。

そもそも昨シーズンはシーズンダブルをされた相手ということもあり絶対に落としたくない1戦だ。

本記事の内容

・両チームのボール保持・非保持時の配置の解説
・GKからのビルドアップでの良かった形と悪かった形
・先制点のシーンの解説

ブライトン0-1アーセナル

両チームのスタメン

ブライトンは過密日程なこともあり前節ウェストハム戦から6人を変更するターンオーバーを行ってきました。

かつてアーセナルに所属したウェルベックも今節はベンチスタートになっている。

対するするアーセナルは前節チェルシー戦からは1人の変更となっている。

ラカゼットに代わり負傷から復帰したオーバメヤンがCFを務める。

なお、ウィリアン、ダビド・ルイスは体調不良で引き続きベンチ外、マガリャンイスはコロナ陽性ということでしばらくお休みだ(泣)

両チームの二次配置

アーセナルのボール保持時

アーセナルのボール保持時の配置

アーセナルのボール保持時のビルドアップは左にジャカがクロースロールする時はエルネニーが中盤に残り、エルネニーが右に降りる時はジャカが残る形で3-1を維持しようとしているように感じた。

ブライトンはは5-3-2で固めるため、2トップの脇を持ちあがってMFを釣りだせれば崩しやすくなるところだが、左右で差を感じた。

左で出し手になるマリとジャカは比較的持ち上がる意思を感じた(それでもルイスやマガリャンイスほどじゃないが)ため、裏を狙うマルティネッリやライン間で受けるスミス=ロウにパスが入り、そこからの崩しを狙えた。

一方、右は持ち上がろうとしないためMFは釣りだされず、崩すためにはサカ(時折右に流れるスミス=ロウも)がMFの前まで下りてきてそこで1枚はがしたり引き付ける必要があった。

また、マルティネッリはボールを引き出す動きに工夫を感じた。

ブライトンは5バックで守るため5レーンに人を置ける。

そのため、マークを明確にしやすい所をマルティネッリは1度下りてから裏を狙ってみたりとフリーになる努力を怠らなかった。

スミス=ロウもライン間でポジションを取り直す工夫も見られたし、これは以前のアーセナルに欠けていた動きだ。

オーバメヤンも裏を狙う動きは見せていたが、このポジションでは相手を背負うプレーも増えるため、どうしてもオーバメヤンの良さを100%出せていないような印象だったのと、後方からの長いパスが多くなるため、裏を狙っても精度の高い攻撃にはつながらなかった。

ただ、全体的に裏を狙う動きや背中を突く動き出しに関しては頻度が少なく、5バックの前では跳ね返されていた印象だ。

ブライトンの守備は前半は5-3-2で後ろはマンマーク気味で前は中央を通さないという意図が明確であり、ファイナルサードでは手堅く守り、前半はアーセナルをシュート1本に抑え込んだ。

しかし、後半は縦にシンプルに仕掛ける意識や背中側を使う攻撃も増えたため、効果的な崩しが増え、それがシュート本数にも表れたと考えられる。

ブライトンのボール保持時

ブライトンのボール保持時の配置

ブライトンのボール保持時は5-3-2(3-5-2)から3-4-3に可変していた。3トップとWBで5レーンに人を置けるという点では狙いは良かったが、肝心のビルドアップでアーセナルのプレスをはがすすべを持ち合わせておらず、雑に蹴り出すシーンが多く感じた。

しかし、蹴り出した先でしっかり収めたりセカンドボールを回収できていたため、全く攻撃できていないという印象はなかった。

アーセナルは両WGがコースカットプレスでプレッシャーをかけてオーバメヤンが3トップの中央から土サイドにあ手くする守備、スミス=ロウは中盤へのパスコースをふさぐ役割をしっかりこなしていた。

ですので、ブライトンはショートパスでの崩しはうまくいかなかったが、ロングボールを送り込んでからの展開や、高い位置で奪ってからのシンプルな攻めでチャンスを多く作っていた。

GKからのビルドアップの収穫と課題

良かったGKからのビルドアップ

GKからのビルドアップで今回よかったのは13分のシーンのような相手の前プレスの背後のスペースを使うことができたシーンだ。

GK含めて3-1-4-3のような形になり、「1」の脇は相手の前プレスの背後のスペースになり、ここを有効活用できれば一気にボールの前進を加速できる。

13分のシーンは左の大外を上がるティアニーまでつなぎ、クロスを上げましたが、得点にはつながらなかった。

しかし、かなりスムーズにボールの前進ができていた。

ちなみにアーセナルのGKからスタートするビルドアップでの得点につながるかどうかはこの前プレスを食いつかせた背後を一気に加速できるかどうかにかかっていると思う。

これは「1」の脇を使った崩しでも大外からの崩しでも同じことが言えると考えられる。

悪かったGKからのビルドアップ

逆に良くなかったパターンは相手の2トップより前にエルネニーが下りていくシーン。

本当は図では円で囲ったスペースに人がいてほしいのに、そこより下りてきているため、パスコースが減ってしまう。

この受け方がまずい理由は2つ。

 ・後ろ向きで当たられる
・GKが持つメリットがなくなる

1つ目は、この受け方をすると後ろ向きで受けたエルネニーに2トップがガツンと当たることができるためそこでロストしてしまう危険性が高まり、そうなると一気にピンチになるからだ。

足元の巧い選手ならここでターンして前を向けるんでしょうがそれでもリスクは付いて回る。

2つ目は相手の2トップに対してGK含めた3バックで数的優位を確保しているところに2トップより前に降りてしまえば、受け手が1人減るため、GKがボールを持つメリットがなくなってしまう。

前・後半の違い

先制点のGIF

先制点のシーンはサカがバーンをはがして長い距離ドリブルしてマイナス気味の折り返しを決めましたが、このシーン、前半ならサカがパスを受けたのは左IHのグロスの前だったでしょう。

ですが、このシーンではグロスはエルネニーを抑えるために前に出ていてその背後、アンカー脇にスペースが生まれた。

そこにサカが下りてきてパスを引き出すと、フリーにさせるわけにもいかずバーンがお飛び出しますがそうするとその背後にもスペースが生まれる。

サカは反転してバーンの背後のスペースを一気に持ち上がり、ラカゼットへのラストパスを送り、ラカゼットがこれを決めた。

それから、このシーンでラカゼットがマイナスでフリーになれたのはオーバメヤンが裏を狙いラインを押し下げた事の恩恵だと思いう。

前半と比べて後半は裏を狙う動きが活性化したように感じた。

チャンスシーン

それから、後半は縦に、背後にと動く形がチャンスになった。

49分のシーンはサカが斜めに走り込み相手の背後を狙った動きからのチャンスだった。

また、53分のカウンターでのスミス=ロウ→オーバメヤンの崩しの時のオーバメヤンはウェブスターの戻れてないところを走り込んだところからの斜めに切りこんでのシュートでした。

カウンターでの攻めが増えたというのもありますが、前半よりも速め速めに仕掛けることでスペースを有効活用できたのではないだろうか(前はカウンター狙えるのに狙えないシーンとかあったし)。

試合の締め

最後はサカの負傷交代というアクシデントもありましたが、セバージョス、メイトランド=ナイルズを投入して逃げ切りに成功。

この手の交代策に関してはアルテタは迷いが無くていいですね。

2連勝で年内の日程を終了、年明け1発目はビック・サム率いるウェスト・ブロムウィッチとの1戦だ。

スパシーバ、ここまで読んでいただきありがとうございます。

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