白熱のノースロンドンダビー ドロー アーセナルの明暗分かれた二人
アーセナル2-2トテナム・ホットスパー
今シーズン一発目のノースロンドンダビーは勝ち点3こそ手にすることはできませんでしたが、目まぐるしく攻守が入れ替わる目の離せない好ゲームでした。そしてまた、両軍合わせて8枚のイエローカードが出され、実際与えられたPKはジャカがソンフンミンを倒して与えてしまった一つだけでしたが他にもいくつかPKが与えられてもおかしくないシーンや小競り合いも起きた荒れたノースロンドンダービーらしい試合でした。
肝心の試合内容の方はと言いますと・・・
アーセナルは今季初3トップがスタメンでそろい踏みし、中盤三枚はトレイラ、グエンドゥジがインサイドハーフに入りアンカーにジャカが入る形となっていました。
スパーズの方は、エリクセンが今季初スタメンとなった形でした。
アーセナルの2ゴールはアシストともに素晴らしいものでしたね。他にもオーバメヤンのクロスにペペが頭で狙った22分のシーンや78分のFKからの流れなど惜しいシーンも多かったですね。
それ以外ではアーセナルは昨季からエメリに重用されている二人は明暗が分かれる形となりました。
『Sky Sports』に出演していたスパーズOBグレアム・スーネス、ご意見番として知られるユナイテッドOBガリー・ネビル両名にも辛口で評されたエリア内でソンに不用意なタックルでPKを献上してしまったジャカ。ジャカはほかのシーンでも守備時にはアンカーとして守るべきポジションを放棄して飛び出してしまったり、攻撃面でもポジショニングが悪い場面が散見されてました。ジャカの持ち味であるプレースキックやミドルですが、この試合CKやFKでは二コラペペが期待感を持たせるようなモノを見せてくれましたし、ミドルもこの試合で途中出場してすぐにセバージョスが惜しいミドルを放ってましたし(その直後に観客を盛り立ててたのは好感が持てました)トレイラもいいミドルを持っていますし、正直ジャカを重用するメリットはないんですよね。
その一方昨季から重用されてきたグエンドゥジはこの試合もですが、ここまでのシーズン通して目覚ましい活躍を見せています。昨季は持ち上がったところで不用意なロストが目立っていましたが、この試合では持ち上がってするするかわしてアタッキングサードまで持ち運べていましたし、そこから決定的なパスを出せていましたし、彼の持ち味であるボールを受けたところから横や斜めにドリブルをして相手の守備陣形をずらしてから効果的なパスを出せていましたし今季のグエンドゥジは持ち上がってシュートを打てるのも大きいですね。3トップと同等の活躍と言えるでしょう。
今シーズンは昨シーズンと違ってエメリの交代策が上手くはまってない印象です。昨季は交代策から逆転勝利に繋がった試合もありましたが、今シーズンはいまいち効果的でない感じです。この試合もラカを下げてムヒタリアンを投入したのも効果的とは言えませんでしたした。なぜラカ、オーバメヤンのほうがポジションチェンジを頻繁にできる上どっちがどっちのポジションに入っても効果的な働きができるためマークを引っかきやすい回せるからで、さらにこの試合のムヒタリアンは不用意なロストも目立っていましたし。
トレイラを下げてセバージョスを投入したのもセバージョスはよかったですがあそこはジャカを下げて、トレイラとグエンドゥジのダブルボランチにトップ下にセバージョスの方がよかったと言えます。
この試合で3トップとグエンドゥジは評価を上げた一方ジャカとムヒタリアンは更に評価を落とした形になりました。
それから守備陣はレノに救われたシーンが多かったですね。あとは中盤のロングボールに対する対応等を見るとチェンバースをパパスタソプーロスと組ませてルイスをアンカーやボランチで起用した方がいいようにも映りました。あとパパスタソプーロスは無駄なファール減らして…
今日はこの辺で、Buon viaggo!
あと、次節あたりでエジルを起用してほしいな~
エジルに見惚れてグーナーになった人。18/19シーズンから戦術ブログを開設してリーグ戦全試合のマッチレビューを投稿している戦術系グーナーです。
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