【考察】ペペの起用法の最適解を探る旅~ハーフスペースか大外か~

2021年6月12日

昨シーズン終盤は加入後最高ともいえるパフォーマンスを維持しFA杯制覇に貢献し迎えた20/21シーズンはウィリアンの加入もありベンチを温める機会が増え、出番はリーグ戦で少しとELのGSが主戦場でした。

ELでは結果を出すもリーグ戦では出番を貰えず、やっと出番を貰ったと思ったら頭突きして退場という始末。

ですが、年明け左WGとして起用されてからは右肩上がりにコンディションをあげていき出場したラスト3試合で5ゴールを叩き出しリーグ戦二桁ゴールに届かせた活躍は素晴らしかったです。

また、守備意識とハードワークも試合を追うごとに向上していったことも今年のぺぺの評価できるポイントだと思います。

そこで、来季ペペが最も輝ける起用法を探っていこうと思います(唐突)。

本記事の内容

・ペペを起用する場合の最適なプレーエリアはどこなのか
・ぺぺのドリブル、得点パターン
・ぺぺのプレーの最適解に絡むスミスロウとチェンバースの存在

プレーエリア

ボール保持時に前線の選手で5レーンを使う形で攻める配置の場合、ペペは左の大外か右のハーフスペース、大外でのプレーを担います。

ティアニー不在時の左での突破は光るものがありましたが、チームが万全ならば、ペペの得点能力を生かすためにも右で起用する方が良いでしょう。

ここで問題になるのは初期配置が4-2-3-1でも4-3-3でも右WGからの二次配置でハーフスペースと大外どちらでプレーさせるのかです。

「得点力を生かすためにはよりゴールに近いエリアで」、「突破を生かすためにも大外が」、様々な意見があるでしょう。

左からのクロスに対してエリア内で合わせたり、右でペペの外をスミスロウが中央から流れたりチェンバースが後方から上がってくるのに合わせて内側に侵入するのはアリです。

ですが、スタート位置は大外が良いと考えています。

なぜ大外なのか

ドリブル

ペペのドリブルが良い場面は基本的にスピードに乗ってからの印象です。

今シーズンは狭いスペースで止まった所からのテクニックでも素晴らしいものを見せていましたが、真骨頂はやはりスピードに乗ってからだと思います。

また、右足の精度が向上したことにより、縦にえぐってから右足でクロスを入れることもできるようになりました。

大外からの仕掛けならば縦突破とカットインの2択を対面のSBに迫ることができます。

もちろんペペは1人で2人3人かわして一人で完結させるタイプではありませんが、大外の張った所で相手を釣りだす脅威としては申し分ないと思っています。

周囲との連携

ぺぺを大外に張らせるメリットとしては周囲の選手も活かしやすいという点です。

特に、スミスロウのオフザボールはペペが張ったとこからの仕掛けにおいて選択肢を増やすのに一役買っています。

カットインする外側をスミスロウが使えば仕掛ける際にSBに対して2択を迫れます。

また、ニアゾーンランをした場合にはスミスロウに引っ張られてカットインのコースが空きやすくなる上にシュートかスミスロウへのパスかの2択をCBに迫ることもできます。

また、右SBのチェンバースはビルドアップ時の高い位置のポジショニングが苦手で、チェンバースに幅を取らせる場合、ビルドアップが詰まりやすくなるリスクがあります。

チェンバースはビルドアップ時は3バックの右で組み立てに加わり、押し込んだ状況で外を走らせる役割がチェンバースの能力とマッチすると思います。

そのためにもペペが最初は幅を取って、ペペが中に切り込むタイミングでチェンバースに上がらせるというのがそれぞれが良さを最も出せる形だと考えています。

そして、ペペの得点パターンはカットインからのシュート、クロスに合わせるボレーシュート、斜めの抜け出しからのシュート、の3つがオープンプレーからの主な得点パターンです。

そして、この3つ目を生かすためにも大外起用が良いと思います。

今季のぺぺの斜めの抜け出しからのゴールは大外から動き出してペナルティエリアに入って行くコースがほとんどでした。

まとめ

もちろん、ペペが孤立した状態で大外に張らせて「突破、お願いします！」というのはペペの良さが活きませんが、内側で連携を取れる選手がいる状況でペペを大外に置くのは本人にもチームにもいいと思います。

また、これは個人の考えなので内側で使いたい！って人がいたり、左で使いたい！って人がいても全然いいと僕は思ってます。

いろいろ妄想するのは自由ですし楽しいですから。

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スパスィーバ