【マッチレビュー】アーセナル対リヴァプール<カラバオ杯準決勝2nd leg>

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試合はこちらのArsenal Prayerから視聴可能です。

アーセナル0-2リヴァプール

両チームのスタメン

両チームのスタメン+交代選手

アーセナルはAFCONで無念の敗退を喫したトーマスが帰国していきなりベンチ入りをしている。

それ以外はやはり、ユース選手を多くベンチに並べないと人数が足りないというのが今の状況を物語っている。

しかし、スミスロウとウーデゴールがスタメン復帰を果たし、2IHにライン間でプレーできる選手を並べた4-1-2-3ということで、この並び自体は非常に楽しみだ。

一方、リヴァプールは1st leg同様に両WGのマネ、サラー不在で1st legではスタメン出場していた南野拓実はこの試合ではベンチスタートとなっており、代わりにゴードンという17歳の選手が起用されている。

アーセナルのビルドアップ

アーセナルのビルドアップ

FA杯のノッティンガム・フォレスト戦では前が3トップの相手に対してアンカーのような立ち位置のロコンガが最終ラインに吸収されるような格好になり、前後が分断され、思うように前進できないという現象が起きていた。

その点では、この日のアーセナルはリヴァプールの3トップの間にロコンガとウーデゴールがいることでFW-MF間に侵入するルートは確保できていた。

初期配置はロコンガの1アンカーだが、ビルドアップ時はロコンガは左に流れて右はウーデゴールが降りてくることでダブルボランチのような格好になっていた。

この試合のロコンガは最終ラインのすぐそこまで下りて前後の分断を招くような動きも少なく、FA杯の時と比べてポジショニングに成長が見られるのは高評価だ。

また、この試合でロコンガがよく見えたのはウーデゴールの影響もあるだろう。

ウーデゴールがトーマスのように積極的にパスを引き出す動きをすることで、ロコンガが前を向いて受けやすい状況を作れていた。

このことからもロコンガが活躍できる役割はトーマスの役割ではなくジャカの役割ではないかと考えられる。

3トップの前からのプレスに対しては悪い選択肢ではなかったし、6節のスパーズ戦でもそれは機能していた。

しかし、この試合では最終ラインが4バックのままで、なおかつ両SBはオーバーラップ、インナーラップを自重気味だったため、前線が手薄になってしまう。

また、ラカゼットも普段のウーデゴールのようにサイドに流れる場面も見られたため、バイタルエリアが手薄になりがちだったこともあり、ボールを持てないわけではないが、アタッキングサードへの侵入が上手くいかないという状況に陥っていた。

その中でも存在感を発揮した両WG、とりわけマルティネッリの働きは見事なものだった

孤立したところからでも大外から仕掛けてチャンスを演出できていた。

アーセナルの前からのプレス

アーセナルの前プレス

前からのプレスがことごとくワンテンポ遅れ、そこからジャカの退場なども招いた1st legとは打って変わって2nd legでは前からのプレスで高い位置で回収する形が機能していた。

もちろん、日程的にきつかった1st legと余裕のあった2nd legのコンディションの差からくる運動量の差も影響しているだろうが、やはり主力と控え組の前プレスの練度の差も大きいのだろう。

ラカゼットが同サイド圧縮を先導し、スミスロウがアンカーをマークすることでサイドに誘導し、SBがサイドでのデュエルで勝つというベースはしっかり遂行できていた。

リヴァプールの左サイドからのビルドアップではIHのカーティス・ジョーンズが降りてくることで、ロバートソンと2人でサカのコースカットプレスを絞らせないための動きも見られたが、ウーデゴールが前にスライドしてジョーンズをマークしたり、サカが意図的に内側に絞ってロバートソンに出させて冨安がここまで出てくるという形も見られた。

冨安がサイドの高い位置まで出てくる際には最終ライン全体が右にスライドして対応していた。

誤算だったのは冨安がジョタに対して後れを取るシーンが多く、1失点目のシーンでは前を向いて仕掛けるジョタに完璧にかわされていたこともそうだが、この試合全体を通して地上戦8回で2回勝利と、本来ボールを奪いたいところで奪えていなかった印象だ。

もちろん、怪我明けでアルテタもできれば使いたくなかったとインタビューで答えていたようにコンディションが整っていなかったのだろう。

おわりに

試合はジョタに冨安がかわされて決められた1失点目、ショートカウンターからジョタの斜めの動き出しについて行けずに抜け出された2失点目で0-2敗戦となった。

内容としては1st legの方が悲惨だったが、逆に上手くいっているからこそある程度真っ向から試合する分、オープンな展開からやられたという印象で、以前のリーグ戦の敗戦時よりは成長が見られたと考えている。

トーマスの退場は想定外だったが、突貫日程で帰国して休みなしだったトーマスをここで休ませられるという点でポジティブに捉えたい。

スパスィーバ

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