ありがとうメスト・エジル~至高のファンタジスタ、我がアイドルよ~

2021年2月8日

2021年1月24日、エジルがアーセナルを退団しフェネルバフチェに移籍することが発表された。

エジルとアーセナルの7年半の物語は思いもよらない幕切れとなった。

エジルはあのコロナ禍の中断が無ければ、中断直前、アシストを記録したウェストハム戦までと同様にチームの中心であり続けて、最後には盛大に送り出されただろう。

でも、そうはならなかった。ならなかったんだよ、ロック。

だからこの話は―――ここでお終いなんだ。

本記事の内容・エジルのアーセナルでの歩みをおさらい
・エジルの分かりやすいすごさと注目されにくいすごさ
・エジルの別れの手紙

アーセナルとエジルの歩み

2013年9月2日、エジルがマドリーからアーセナルに移籍。

移籍金は当時のクラブ最高額になる5000万ポンドだった。

当時はそれはもうお祭り騒ぎだっただろう、なんせ天下のレアル・マドリードの背番号10がやってきたのだから。

そこから約7年半でエジルは全コンペティション合計で254試合出場で44ゴール71アシストを記録した。

また、エジルはプレミアリーグでは通算184試合に出場し33ゴール56アシストを記録しており、特に2018年3月11日のワトフォード戦で141試合目の出場で50アシスト達成した。

これは、エリック・カントナが打ち立てた143試合出場での50アシスト達成を上回る当時史上最速での達成であった。

ちなみに、アーセナルのレジェンドのベルカンプは146試合目での達成であったことからもこの記録のすごさがうかがい知れる。

そして、エジルはアーセナルに久しぶりのタイトルももたらした。

加入1シーズン目の13/14シーズンには決勝でハル・シティを3対2で延長戦の末に撃破してFA杯を制覇し,9シーズンぶりにアーセナルにタイトルをもたらした。

そして、翌14/15シーズンにはアストン・ヴィラを決勝で4対0で撃破し連覇に貢献、その後も16/17シーズンにはチェルシーを決勝で2-1で撃破し3度目のFA杯制覇に貢献した。

エジルは帯同しなかったが19/20シーズンもFA杯決勝では2-1でチェルシーを撃破している。

エジルは4度のFA杯制覇を経験、そのうち3度は決勝のピッチに立ち勝利に貢献した。

エジルのアーセナルでの最高のシーズンはミラクル・レスターでおなじみの15/16シーズンだった。

このシーズンはアンリの持つプレミアリーグ記録の20アシストにあと一歩のところまで迫る19アシストを記録し、アーセナルの年間最優秀選手にも選ばれた。

エジルのここがすごい

正直、語りつくせないのでいくつかの点に絞ってエジルが特別である理由を解説していきます。

鳥瞰視点と1歩先

18/19シーズン第18節アーセナル対バーンリーの試合のオーバメヤンの先制ゴールのシーンはエジルの素晴らしさが詰まったものでした。

アシストしたのはコラシナツですが、そのコラシナツに出したエジルのパスはエジルにしか出せないものでした。

メイトランド=ナイルズからのパスを受けて持ち出し、選んだパスの行き先は手前のオーバメヤンではなくその奥のコラシナツへの、それもぎりぎり届くようなきわどいパスを選択した。

コラシナツがそこに到達する、まるでそうわかっていたかのように出したパスはDFの合間をきれいに抜けていき、見事にコラシナツの足元に届き、それをコラシナツが折り返してオーバメヤンが決めて先制ゴールになった。

このシーンや数多のアシストの多くにも言えますが、一見届かないようなパスでも、そこに走り込んでくるという確信があるかのような、まるで空から他の選手の1歩先の未来でも見ながらパスを出しているかのような正確性こそエジルの唯一無二の武器だと思う。

正確無比なキック精度

そして、そのエジルしか持ちえないパスの選択肢を可能にするのがエジルのキック精度です。このバーンリー戦のパスもわずかなズレすら許されない中で針の穴を通すような正確性を披露している。

あの変態ボレーはエジルにしかできない芸当の1つで、今後マネできる選手はそうそう現れないでしょう。

守→攻の切り替えの速さ

エジルに関して批判する人はよく「走らない」と口にしていた。

たしかに、アーセナルでの晩年はスタミナの衰えからか運動量も落ちて途中交代するシーンが目立ってはいたが「走れない」というのはお門違いだ。

特に、守備から攻撃への切り替え(ポジティブトランディション)の速さはなかなかのものである。

エジルはカウンターに移行する時に、いち早くスプリントして、相手の弱点を突くことができる選手だ。

そして、切り替えだけでなく脚も速いから、ロングカウンターでは裏を狙って一気にゴールまでたどり着ける。

エジルの印象的なゴールは?と聞かれたら、あの変態ボレーをあげる人は多いだろうが、同じくらい印象的なゴールとしてCLでハットトリックを決めたルドゴレツ戦のカソルラからのパスを受けてのロングカウンターや、GKをループでかわしてのゴール(これは別のルドゴレツ戦)など、ロングカウンターでのゴールが上がってくるのはこれが理由だろう。

ありがとうエジル

エジルのお別れのメッセージの最後にはこう記されていた。

 It might be the end of a chapter, but my connection with this amazing club will never fade. It might be goodbye for now, but it’s not goodbye forever. (ここで1つの章は終わるかもしれないけれど、この素晴らしいクラブアーセナルと私との絆は永遠に消えません。今しばしのお別れになるかもしれないが、永遠のお別れではありません。

また、文中では “I will be a Gunner to life." とありました。

エジルが本当にアーセナルを愛していてくれたんだなと感じました。

エジルはここでアーセナルを去ることになりましたが、永遠の別れではありません。

いつかまた、エジルがアーセナルに携われる日が来ることを祈りながら、そしてエジルがフェネルバフチェで活躍できるよう期待しながらこの記事を終わります。

Danke Mesut!

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