【考察】アーセナル×ジョルジーニョ「トーマスに比肩する能力」

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エルネニーが手術でシーズン絶望、トーマスもFA杯で肋骨を痛めて途中交代しアンカーの補強が急務になったアーセナルはブライトンに6000万ポンドでカイセド獲得のオファーを出すも断られ、2度目のオファーとして6500万ポンド+500万ポンドのオファーを提出するもこれも断られて3度目のオファーを出すとのうわさもあったが方針転換をしてジョルジーニョ獲得に切り替えた。

チェルシーはエンソ・フェルナンデスを1億700万ポンドで獲得、契約期間は8年半と言われている。(笑)

そしてアーセナルは移籍市場最終日にジョルジーニョを1000万ポンド+200万ポンドで獲得契約期間は1年半+1年延長op付きとなっている。

https://twitter.com/Arsenal/status/1620729974981369856?s=20&t=02M2MXxGrXjxIVfPregSnQ

プレースタイル

ジョルジーニョのプレースタイル

ジョルジーニョのプレースタイルだが、イメージではボール保持が上手いが守備で穴になるタイプのアンカーだが、数値としては守備の量・質ともにかなり高い数値を残しており、チーム事情によるところもあるが同じような守備の量と質の数値を記録しているのはアストン・ヴィラのカマラだ。

そして、守備のスタイルとしてはタックル、インターセプトともにかなり意欲的となっている。

ビルドアップのスタイルとしてはロングフィードでの展開もできるが頻度は少なく、メインはショートパスによる組み立てで自分で運ぶ意識はそれほど高くない

また、エリア内への侵入意識やシュート意識は高くなく組み立てに専念するタイプだ。

プレー精度は平均より高いが、その一方で攻撃数値がかなり低い。

しかし、昨シーズンは攻撃数値も平均並みにあったのでチーム事情の悪化による影響を受けたと考えられる。

空中戦は好まず、かなり弱いが、地上でのデュエルは非保持でも平均以上に強いがボール保持時のデュエルには極めて強く再回収の巧さやキープ力の高さがうかがえる。

FBREFのスタッツ比較(左:ジョルジーニョ 右:トーマス)

ゴールに関するスタッツや守備のクリア数や空中戦の勝利数ではトーマスが圧倒的だが、タックル数やインターセプト数はジョルジーニョとトーマスで大きな差はない

また、パス本数や成功率、プログレッシブパスの本数は両者ともに5大リーグでもトップレベルだが、トーマスはドリブル数もかなり多い一方でジョルジーニョは平均程度にとどまっているのがボール保持時のスタイルにおける数少ない大きな違いだろう。

ジョルジーニョの足が遅いのは明らかな事実で、何の制限もかかっていない状況の被カウンターの対処における不安はあるが、サッカーIQが高く、地上デュエルの強さも数値上はあり、タックル、インターセプト数が高いことから前線のネガトラでコースを制限できる今のアーセナルでならアンカーとしてフィルター役もできると考えられる。

起用法

トーマスの控えのアンカーで守備の馬力や単純な守備範囲はトーマスに劣るが、ボール保持時のポジショニングや動き直しはトーマスと同様に世界でもトップレベル、トーマスより自分で運ぶことはできないものの単純なパス精度などではトーマス以上のものが期待できる。

アンカーとしての動き直し

ジョルジーニョに期待するのはボール保持時の動きでトーマスにできてロコンガやエルネニーには出来なかったがジョルジーニョにはできる下りないで我慢するポジショニングと連続性のある動き直しだ。

CBがボールを持った時はFWの間に顔を出して相手を引き付け、FWがCBにプレスに行った時はそれに合わせて動き直してCBからのパスコースを確保、パスを受けたら前を向いて展開するかレイオフでCBにキャリーのスペースを提供する動きが期待できる。

また、パスが来なくても囮としての役割を果たせる上にボールが動いた先で必要になるパスコースのポイントへの動き直しも連続的に行えるのがジョルジーニョの強みだ。

トーマスと違って自分で運んで1人2人剝がすようなプレーは減るだろうが、ジョルジーニョも足元の技術の高さも折り紙付きで飛び込んだ相手をかわして1人2人置き去りにするようなプレーは見られるだろう。

守備は今のアーセナルは前からのプレスの時は後ろからの連動はSB、アンカー、CBそれぞれが担当の選手を潰しに行く形でエリアを限定でき、ネガトラの際も前線の選手がコースを限定しているため、カバーするべきエリアはボールサイドに限定しやすいことから足は遅いが、それなりにやれると考えられる。

おわりに

ムドリク、カイセドと長期的な補強のプランAは失敗に終わったもののそこからトロサール、ジョルジーニョというプレミアでの実績十分でサッカーIQも高くアルテタのサッカーへの適応を苦にしないであろう選手をプランBで値段も抑えて獲得できた上に控え不在だった左利き左CBにキヴィオルを獲得し、ロコンガをパレス、マルキーニョスをノリッジにローンで出したことで経験を積んで成長も促せそうな今冬の移籍市場は成功だと思う。

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