【マッチレビュー】シントトロイデン対ヘント 中村敬斗STVVデビュー
CLはどちらも面白い試合でしたね。さて、CLのマッチレビューは準々決勝からやっていこうと思います。今日は日本人選手も多く所属するシントトロイデンのマッチレビューです。というのも、20/21シーズンからはベルギーリーグがDAZNで見れるということなのでせっかくなので見ていこうと思います。
シントトロイデン(H)2-1ヘント
【TRU】2’鈴木優磨、60’コリーディオ
【GNT】43’プラストゥン
・スタメン
鈴木優磨と今夏加入の中村敬斗はスターティングメンバーに名を連ねました。松原はベンチスタート、伊藤達哉とシュミットダニエルはベンチ買いでした。表記は4-4-2ですが、試合中は4-3-3の形になっていました。
・シントトロイデンの戦術
シントトロイデンは初期配置は4-4-2ですが、そこからの可変で5レーンを使う意識が見られました。左ではSBのポルガルシアが高い位置を取り大外で幅を取り中村敬斗がハーフスペースに侵入していく役割で、右サイドでは2トップからサイドに流れてWGの役割のコリーディオが大外で幅を取りその内側はIHの選手が上がっていく感じでした。鈴木優磨は基本中央にとどまり、時折サイドに流れるシーンもありましたがビルドアップ時鈴木優磨の役割は後方からのロングボールのターゲットマンになることでした。後方からのボールを落とし、前進させる形でした。
先制点のシーンはポルガルシアのクロスが相手DFにあたりコースが変わり鈴木優磨が押し込んで決めたゴールになりました。他のシーンもですが大外からのクロスがかなり目立つ試合だった気がします。
鈴木優磨は大外からのクロスやロングボールの受け手という面ではシントトロイデンのかなり重要なピースなきがしました。
シントトロイデンの前からの守備は試合序盤は2枚で行っていたような感じでしたが途中からは図のような前3枚でのプレスに切り替わっていました。役割が一番明確だったのは鈴木優磨でアンカーの監視役といった感じでした。また、SBへのコースを切るというより中央封鎖を優先していた感じもします。また、チーム全体として大外への対処があいまいだった気がします。
シントトロイデンの撤退守備はかなり中央によっており、SBもほとんど大外のレーンへの対処はしようとしておらず、再度のケアはWGが頑張って降りてくるだけな印象でした。そんなこんなでヘントのSBは大外上がり放題でそこからバンバンクロスを入れてきて、チーム全体で30本、個人では右SBのカストロモンテスは8本、左SBのモハマディは11本のクロスを記録していました。
・今日の中村敬斗
この試合がシントトロイデンでの公式戦デビューとなった中村敬斗でした。左WGとしてスタメン出場し59分にイスンウとの交代でピッチを退きました。
左ハーフスペースに一ドルまでは良かったのですが、どうしても大外からのクロスが目立つ展開でなかなかボールに絡む回数が増えません。それでも、大外で受けてからのインスイングのクロスを鈴木優磨に送ったり、こぼれ球をボレーで狙った惜しいシュートだったりと存在感は示せていたかなという印象でした。
・あとがき
中の人イチ押しの伊藤達哉は残念ながらベンチ外でした。敬斗と代わってピッチに立ったイスンウですが、去年出番少なかった理由は何となく察しがつきました。練習態度が問題だったという話も聞きますしそれも事実でしょう。逆転のシーンではイスンウの仕掛けがきっかけでしたがそこでも過度なアピールが目立ちましたし、結果としてはそのあといい走り込みを見せましたし、ドリブルでの仕掛けで光るものも感じましたが、自陣の危険な位置でリスキーな仕掛けをしてロストしたり、ダメな部分も目立ちます。中の人的には必要ないところで必要のないリスキーなプレーをチョイスしてチームを危険に陥れる選手は大抵やらかすなと思ってます。
さて、今回果たしてマッチレビューと呼べるのかすら微妙な代物でしたがどうだったでしょうか?
次回はCLのマッチレビューになりますのでこうご期待ください!
スパスィーバ
エジルに見惚れてグーナーになった人。18/19シーズンから戦術ブログを開設してリーグ戦全試合のマッチレビューを投稿している戦術系グーナーです。
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