【マッチレビュー】ボルシアMG対レバークーゼン ストライカーの存在
先週、ブンデスが再開し、当サイトもグラートバッハ対フランクフルトのマッチレビューをしました。そして今週はグラートバッハ対レバークーゼンのマッチレビューをお届けしたいと思います。そして、スペインでは政府から6月8日以降のラ・リーガ再開が認められたようでプレミアリーグでも再開に向けて動き出しており、徐々にですが日常が帰ってきつつあります。スペイン首相の「日常を取り戻す時が来た」ってコメントなんかかっこいいですよね。
・本編
・先制点は突然に…
ピッチ中央でのパスカットからベララビに繋ぎ、そこからハフェルツへのスルーパスが通りハフェルツの先制ゴールで先制点。
・ハフェルツの0トップ
ハフェルツが1トップの位置に入ってると思ったらどうやらフォラントが今季絶望の負傷を負ったことにより白羽の矢が立ったようです。そして、得点シーン始めストライカーとしての動きも光るものがありましたが、試合の多くの時間で0トップ的な動きで中盤に下りていくプレーが目立ち、ハフェルツが下りていくのに連動して2シャドウは裏を狙う動きを見せていました。
特に右サイドに頻繁に下りていき、最終ラインからの楔のパスを引き出してシンプルにさばき攻撃を加速させるスイッチ役になっていました。
・レバークーゼンの守備
この試合、グラートバッハのビルドアップに対してレバークーゼンはかなり前がかりにプレスをかけてきました。グラートバッハのCBGKCBのビルドアップに対して2シャドウが2CBにマークに付き、ハフェルツは降りてくるボランチに付き、意図的にGKを空けた状態でした。サイドからビルドアップを試みた際はCBには2シャドウ、SBにはWB、WGにはCBが飛び出してがっつり当たっていきかなりハイテンションなプレッシャーをかけてきていました。
・ボルシアMGのビルドアップ
前述の通りGKが意図的に空けられてるもパスの受け手が封じられて前に蹴らされている印象でした。
前半からGKが蹴らされている印象でしたが、同点シーンはGKからのピンポイントのフィードをテュラムが落とし、ホフマン→プレアとつなぎ、最後はテュラムの抜け出しからのダイレクトボレーで同点にしました。このシーンゾマーのフィードのクオリティもですが、テュラムの動き方も秀逸でした。
仮にテュラムがロングボールを落とした後そのまままっすぐ裏を狙っていたら相手の視野の中を通っていたためマーカーを振り切れずシュートまで持ち込めたか微妙な所です。しかし、回り込み死角から裏へ飛び出すことでほぼフリーでシュートまで持ち込むことができました。
・総括
試合はこの後PKとFKからの流れでレバークーゼンが2点を加え 3-1でグラートバッハを下し、3位に浮上しました。両チーム後方でのブロック守備と前からのプレスの使い分けにビルドアップも粗さや激しさより理路整然とした印象を試合全体から受けました。
・あとがき
この2週でブンデスをまともに見ましたが、コンディションの影響なのか、それともブンデスだからなのかプレミアの試合よりボールの行ったり来たりや激しさが少ないように感じました。プレミアが再開したら中断前と再開後でインテンシティにどれだけ差があるのかも注目して見たいところです。
今回は図を横向きで使ってみましたがいかがだったでしょうか。個人的にはトリミングをしたら横向きだと違和感がある感じでしたが、全体図だとそれほど違和感はなかったです。しかし、スマホで見るとなると縦にスクロールするでしょうから縦の方が見やすいかもしれません。どっちの方が見やすいとかあれば言ってください。
今回はいかがだったでしょうか。今回も今回とて拡散してくれるとうれしいですし、感想や批評は受け付けますのでじゃんじゃんください。それと、批判と誹謗中傷の違いをわきまえていてくれることを願います。それでは次回!
エジルに見惚れてグーナーになった人。18/19シーズンから戦術ブログを開設してリーグ戦全試合のマッチレビューを投稿している戦術系グーナーです。
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